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対抗戦前半のヤマ場とされていた筑波大学戦に勝利した明治大学。これから迎える強豪同士の対戦を占う成蹊大学戦に臨んだ。
前半から猛攻を仕掛け、9トライ。完全に流れを引き寄せた。その後も終始、明治ペース。FW(フォワード)、BK(バックス)が一体となった攻撃で今シーズン初の3桁得点に加え、完封勝利で開幕4連勝を飾った。
絶え間ない得点で付け入るスキを与えなかった。試合開始早々、敵陣左奥のラックを起点に、後ろから走り込んできたLO(ロック)箸本龍雅(商2=東福岡)へとボールがつながり、ノーホイッスルトライ。幸先よく先制に成功した。
18分にはFB(フルバック)山沢京平(政経2=深谷)が相手を引き付けながら大外へパス。ボールを受け取ったWTB(ウイング)矢野湧大(文3=大分舞鶴)がハンドオフで1人をかわして追攻撃の手を緩めることはなかった。
18分、敵陣10mライン左のマイボールスクラムから右へ展開。4人のBKがボールを回し、最後に矢野が右端にグラウンディング。テンポの良いパスで相手を完全に置き去りにしての追加点だった。
31分には橋汰地(政経4=常翔学園)が出足の鋭いステップで敵陣まで大きく進むと、山沢から笹川大五(政経3= 明大中野)へとつなぎゴール右側へトライ。今試合が復帰戦となった橋だが、持ち前の突破力をいかんなく発揮した。
試合終了までその勢いは衰えることなく110得点。「明治のやろうとしているアタックが出せた」とFL(フランカー)井上遼(政経4=報徳学園)。疲れを知らない猛攻で相手を圧倒した。
対抗戦2度目のゼロ封勝ちを達成してみせた。「少ないディフェンスの中で集中を切らさなかった」(SH/スクラムハーフ福田健太・法4=茗溪学園)。たった一度、ゴール前に攻め込まれた際も動揺することなくターンオーバー。
80分間を通して運動量が落ちなかったことも0点に抑えられた要因だ。「今年の武器にしているフィットネスの部分を出せた」(福田)。強豪との対戦の前に最高の仕上がりを見せた。
そして、明治の10番が試合を支配した。この日、BKでのトライは16本中9本。SO(スタンドオフ)忽那鐘太(文4=石見智翠館)が起点となってチャンスをつくり出した。「詰めてくるディフェンスに対して外を有効に使えた」。
忽那は10本のコンバージョンキックを全て成功。自身も1トライを挙げ27得点の活躍を見せた。
忽那が退いた後にSOの位置を任されたのは山沢。初の挑戦となったが、非凡なランとキックで試合をコントロールした。「10番として計算できる」と田中澄憲監督。1週間だけの練習で挑んだ布陣だったが、ポテンシャルの高さを示した。
次戦は昨年度、26-28の2点差で敗れた慶應義塾大学戦。基礎が固まったスキのないチームなだけに、今年度も接戦が予想される。「入りから全力でやって悔しさを晴らす」。いよいよ秋本番を迎える。
文:鈴木貴裕/写真:木村優美(明大スポーツ)
明大スポーツ新聞部
1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。
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