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ラグビー コラム 2018年10月19日

対抗戦開幕3連勝の帝京、慶應義塾との全勝対決に臨む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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対抗戦8連覇を目指す絶対的王者の帝京大学は初戦の成蹊大学、青山学院大学、日本体育大学の3連戦をいずれも圧勝。

3連勝と良い流れの中で、闘いの舞台を初戦の成蹊大戦以来となる秩父宮ラグビー場に移し、同じく3連勝の慶應義塾大学との一戦に臨む。

慶応大はFW(フォワード)の力強さとBK(バックス)の仕掛ける力が上手くバランスがとれており、間違いなく一筋縄ではいかない相手になる。特に第2戦目の筑波大学戦では粘り強くフェイズを重ね、最後はFWで押し込むなどFWの強さが一段と目立っていた。

一方、帝京大の開幕3戦を振り返ってみると、HO(フッカー)の呉季依典(4年=京都成章)を中心に、FWのラインアウトモールで得点をいずれの試合も奪っている。

また、相手ボールのスクラムをターンオーバーするプレーも見られるなど、FWの見せ場で圧倒的な力の差を示している。次戦では両大学のFWの争いが試合を盛り上げることは間違いない。

大ケガから復帰を果たした宮上

FWだけだなくBKでも力を示している。対抗戦初戦の成蹊大戦では昨季の夏の菅平合宿で負った大ケガから復帰したWTB(ウィング)宮上廉(3年=佐賀工)が4トライの活躍を見せた。

それに負けじと、1年次からスタメンとして数々の試合で勝利に大きく貢献し、今季がラストイヤーになるFB(フルバック)の竹山晃輝(4年=御所実)。

相手を翻弄とするステップワークと、相手を置き去りにするスピードはもちろん、どこからでも入れることが出来るキックの能力の高さは大学ナンバーワンだ。

また、スリランカで行われていたアジアセブンス大会で日本代表として戦い、優勝に貢献したCTB(センター)の西川虎哲(1年=京都成章)は大会参加のため、これまで対抗戦には出場していないが、これから合流することで帝京大の勢いはさらに強くなるだろう。

存在感を見せるCTB尾崎

さらに日体大戦で相手のディフェンスラインを抜け出し、2トライを獲得するなど活躍が目立った尾崎泰雅(2年=伏見工業)は、「やれることはやった」と、ある程度の手ごたえを得たものの、「タックルの部分で自分から勢いをつけようと意識したが、まだまだ」とディフェンス面での課題を語った。

これまでの3戦でFW・BKともにアタック面で好調さを見せる帝京大。しかし昨季の対抗戦では、攻守ともに圧倒的な強さを見せ、相手を完封している試合があったが、今季はディフェンスの連係ミスなどで、毎試合トライを奪われている。その点、絶対王者としては満足していない。

尾崎は「これから強い相手になって、タフな試合になると思うが、どれだけ自分が頑張れるか」と早慶明、筑波との4連戦に向けての思いは強い。さらに次戦に向けては「課題のタックルを逃げずにやる」とディフェンス面での存在感を出すことを強く語る。

いよいよ本格的な戦いへと突入する対抗戦。帝京大にとっては8連覇がかかる今年。89年目を迎える歴史あるリーグで、8連覇を達成したチームはこれまでにはない。

「シーズンを通して、心身共に強めて成長していきたい」と指揮官の岩出雅之監督。大学ラグビー界の新たな金字塔をまた一つ打ち立てることができるのか。『深紅の王者』帝京大の戦いぶりから今後も目が離せない。

帝京大学と慶應義塾大学の全勝対決は、10月21日(日)午前11:20から、J SPORTS 3で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:久保沼達/写真:太田和樹(帝京スポーツ新聞部)

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帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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