人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
前節の同志社大学撃破で見せたドラマから1週間、勢いに乗る京都産業大学が迎えたのは、堅いディフェンスを持ち味とする関西大学。
そのディフェンスに赤紺戦士はどう立ち向かうか、2000人の観衆がかけつけた一戦は序盤から盛り上がりを見せた。
最初に仕掛けたのは関西大だった。試合開始から数分、京産大のミスが続き、自陣でのディフェンスが続く。さらに、ペナルティ後に関大の速攻に遭い、流れをなかなか掴めない。
相手ボールのラインアウトからモールを押し返すなど、反撃を繰り広げるも5分、先制を許してしまう。
8分、ゴールライン手前のラインアウトをLO(ロック)上田克希(4年・東海大仰星)がキャッチ。モールで押し込み後方からNO8(ナンバーエイト)フェインガ・ファカイ(3年・日本航空石川)が抜け出しトライを決めた。
好調のFB(フルバック)栢本光(3年・天理)のキック成功で、すぐさま逆転に成功した。
17分、関大にトライを奪われ、再びリードを許すも、22分ゴール前からラインアウトからFL(フランカー)武田知大(4年・尾道)がキャッチし、モールを形成。NO8ファカイが押し込みトライ、ゴール成功。
再度、関大のトライで逆転されたが34分、ゴール真下のマイボールスクラムで力強く押し込み、SH(スクラムハーフ)廣田瞬(1年・天理)が持ち出しトライを狙う。
そこからHO(フッカー)宮達也(4年・伏見工業)がパスをつなぎ、SO(スタンドオフ)山内凌雅(3年・関大北陽)がディフェンスの隙を見てトライを決める。19-15のわずか4点差で後半を迎えた。
このままではいけない。「もう一度スタートのつもりで『FW(フォワード)が前に出て、BK(バックス)が応える、うちらしいラグビー』をやっていこう」。ハーフタイムに指揮官からかけられた言葉。それが試合展開は大きく変える。
後半3分、相手のペナルティからゴール手前でスクラム。廣田が投げ入れスクラムのまま押し込むと、ファカイがグラウンディングしトライ。24-15とリードを広げた。
9点差のまま両者譲らず迎えた34分、相手ボールのラインアウトだったが、ミスによるノックオン。こぼれ球に素早く反応し、マイボールにすると自陣深い位置から外に大きく広げながらパスをつなぐ。
後半から出場のWTB(ウィング)寺崎栄一郎(4・海星)が脚を活かして大きくゲインするなどフェイズを重ねながら、前進し続け、ボールはキャプテン上田へ。ゴール前左側から相手ディフェンスの隙をうまくすり抜け、そのままゴール中央にトライ。ゲームを動かした。
ゴールの成功で31-15にリードを広げると、続く後半40分、ゴール前ラインアウトからモールで押し込み、ファカイが左サイドにトライを決め、とどめを刺す。角度のあるコンバージョンとなったが、栢本が冷静に決め、38-15とさらに点差を広げた。
3分間のロスタイムで関大にインターセプトされるもCTB(センター)田畑凌(4年・報徳学園)が意地で食い止めトライを阻止。その後、パスをつながれるもペナルティでノーサイド。後半は関大を無失点に抑え、開幕2連勝を飾った。
試合後、上田主将は「自分たちのひたむきさが出せなかった」と振り返り、厳しい展開からの連勝スタートで渋い表情を見せた。
次戦に迎えるのは今季からAリーグに復帰した大阪体育大学。京産大らしいラグビーを序盤から繰り広げることができるか。2週間ひたむきに戦い続ける。
文/写真:山内美優(京産大アスレチック)
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
リポビタンDツアー2024 ラグビー日本代表テストマッチ 日本 vs. ウルグアイ(11/16)
11月16日 午後10:15〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 帝京大学 vs. 明治大学
11月17日 午後1:50〜
-
ラグビー 関西大学リーグ2024 天理大学 vs. 近畿大学 / 関西学院大学 vs. 京都産業大学
11月17日 午前11:35〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 早稲田大学 vs. 筑波大学
11月10日 午後1:50〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 帝京大学 vs. 早稲田大学
11月3日 午後1:50〜
-
【限定】第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 奈良県予選 決勝
11月17日 午後1:55〜
-
【限定】第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 神奈川県予選 決勝
11月17日 午後12:55〜
-
【先行】第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 決勝
11月17日 午前10:55〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!