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ラグビー コラム 2018年9月25日

トップリーグ第4節まで終えて

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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山田章仁

マン・オブ・ザ・マッチを受賞した山田章仁

トップリーグ2018-2019は先週末の第4節も予想に違わぬ僅差勝負が相次いだ。ホワイトカンファレンスの全勝対決では、パナソニック ワイルドナイツが、ヤマハ発動機ジュビロを、15-0で下した。パナソニックの福岡堅樹が試合開始早々に脳震とうで退場するなど、壮絶な肉弾戦になったが、少ないチャンスをものにしたパナソニックの勝利となった。しかし、ヤマハ発動機が多くのチャンスをミスで失ったこともあり、再戦があればどんな結果になるのかは分からない。

レッドカンファレンスの首位攻防戦となった神戸製鋼コベルコスティーラーズとトヨタ自動車ヴェルブリッツは、試合終了間際、トヨタ自動車のWTBヘンリー・ジェイミーが左コーナーに飛び込んで、26-26の引き分けとなり、勝ち点「2」を分け合った。開幕戦ではサントリーサンゴリアスに逆転負けを喫したトヨタ自動車にとっては、自信になる引き分けかもしれない。神戸製鋼のダン・カーターは、第3節に続いてこの試合でもフル出場し、正確なプレースキックを披露した。両チームともまだまだチーム力を上げそうで、こちらも、シーズン終盤での再戦が楽しみだ。

王者サントリーはNECグリーンロケッツに47-31で勝ったが、後半は息切れした感があり、3トライ以上の差をつけるボーナス点を獲得することができなかった。4節でもっとも差がついたのは、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスが、45-28で日野レッドドルフィンズを下した試合。前半20分までに、CTBシェーン・ゲイツ、WTB石井魁、FL金正奎のトライで、20-0とリードし、その差を守り切った。対する日野も4トライを奪っており、ここまで1勝3敗でレッドカンファレンスの6位。初昇格での健闘が光る。

豊島翔平

レッドカンファレンスは、1位~5位までが、勝点13~10にひしめきあい、いまだ勝点無しは宗像サニックスのみ。ホワイトカンファレンスでも、5位のクボタスピアーズまでは10点以上をあげている。10月6日、7日に開催される第5節では、ヤマハ発動機対東芝ブレイブルーパス(ヤマハスタジアム)、クボタ対リコーブラックラムズ(天理親里)など、勝ち点の近いチーム同士が戦う。こちらも緊張感ある試合になりそうだ。

今季のトップリーグは、外国籍選手の特別枠(他国で代表になっていない選手)が、1名から3名出場に増えたこともあって、各チームの実力が詰まった。勝敗を分けているのは簡単なミス、不用意な反則という規律の部分が多い。一週の休みを挟んで、4節までの課題を修正、レベルアップしてくるチームはどこなのか。第5節以降も順位争いはし烈だ。

山沢拓也

個人の得点ランキングでは、豊田自動織機シャトルズのサム・グリーンが4試合で44得点を挙げて1位。山沢拓也(パナソニック)が41点で2位、3位はダン・カーター(神戸製鋼)で、2試合のみの出場ながら37得点をあげ、このまま出場を続ければトップリーグ初年度にいきなり得点王の可能性も出てきた。トライランキングでは、Honda HEATのレメキロマノラヴァ、トヨタ自動車のヘンリー・ジェイミーが5トライで首位に並んでいる。各チームのトライゲッターたちの競演も今後ますます楽しみだ。

レッドカンファレンス
1 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 2勝 1分 1敗 勝点13
2 サントリーサンゴリアス 3勝 0分 1敗 勝点12
3 豊田自動織機シャトルズ 3勝 0分 1敗 勝点12
4 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 2勝 0分 2敗 勝点12
5 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 2勝 1分 0敗 勝点10
6 日野レッドドルフィンズ 1勝 0分 3敗 勝点6
7 NECグリーンロケッツ 1勝 0分 3敗 勝点5
8 宗像サニックスブルース 0勝 0分 3敗 勝点0
ホワイトカンファレンス
1 パナソニック ワイルドナイツ 4勝 0分 0敗 勝点17
2 ヤマハ発動機ジュビロ 3勝 0分 1敗 勝点14
3 リコーブラックラムズ 3勝 0分 1敗 勝点14
4 東芝ブレイブルーパス 2勝 0分 2敗 勝点11
5 クボタスピアーズ 2勝 0分 2敗 勝点10
6 キヤノンイーグルス 1勝 1分 2敗 勝点7
7 Honda HEAT 0勝 1分 3敗 勝点4
8 コカ・コーラレッドスパークス 0勝 0分 4敗 勝点0
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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