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ラグビー コラム 2018年6月8日

【ラグビー日本代表コラム】チーム作りは最終コーナーに向かっている。ひとつ一つが本番をイメージするための大切な戦いだ。 日本 vs. イタリアの見どころ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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田中史朗

イタリア代表戦では経験豊富な田中史朗がSHで先発となる

SHは経験豊富な田中史朗が先発し、流大が交代出場でテンポアップさせることになる。CTBは、立川理道が怪我から戻ったばかりのため、今回はラファエレ ティモシーとウィリアム・トゥポウが務める。トゥポウの激しいタックルは必見。SH田中とSO田村優のベテランHB団が、どんなアイディアでボールを動かしていくのか。福岡堅樹、レメキ ロマノ ラヴァ、松島幸太朗という快足バックスリーを効果的に走らせたい。

日本代表とイタリア代表は過去6度対戦し、日本の1勝5敗。イタリアは今年のシックスネーションズでは全敗するなど国際試合で7連敗中だが、今年のシックスネーションズでは、RWC2019で日本と同プールになるスコットランドに対して、27-29という惜敗。今回の来日メンバーは、カリスマキャプテンのNO8セルジオ・パリセこそ、休養のために来ていないが、ほぼベストメンバー。94キャップのHOレオナルド・ギラルディーニほか経験豊富なメンバーと、売り出し中の若手が揃う。BKでは、22歳のFBマッテーオ・ミノッツィは日本にとって危険なランナー。怪我から復帰のミケーレ・カンパニャーロは世界屈指のCTBであり、プレッシャーをかけ続けたい。

イタリア代表

イタリア代表はFWが強みのチームだが、FWだけのチームではない。

イタリア代表はこの一年で、トライのとり方が幅広くなった。FWだけのチームではない。ミノッティの存在もあって、自陣からでも果敢にカウンターアタックを仕掛けて、長い距離を走り抜ける。不用意なキックを使えばカウンターアタックを許してしまうだろう。組織ディフェンスの連携も勝利のカギになる。

日本代表の強化はサンウルブズとの連携をより深め、今年からジェイミー・ジョセフヘッドコーチが兼務で指揮を執っている。サンウルブズには日本代表資格のない選手もいるが、今回のメンバーで今年のサンウルブズの試合を経験していないのは、LOサムエラ、NO8マフィ、リザーブの松田力也だけだ。むしろ、スーパーラグビーとテストマッチに臨む気持ちの切り替えが難しいかもしれない。書くまでもなく、テストマッチはその国のラグビーの威信をかけた戦いでもある。勝利を追い求めなくてはならない。緊張感ある戦いの中で。RWCに向けての収穫を得てほしい。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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