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【ラグビー日本代表コラム】チーム作りは最終コーナーに向かっている。ひとつ一つが本番をイメージするための大切な戦いだ。 日本 vs. イタリアの見どころ
村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一2018年の日本代表戦がいよいよ始まる。来年9月に開幕するラグビーワールドカップ(RWC)に向かって、この6月はチーム作りが最終コーナーに向かっているあたりと言えるだろうか。ここを乗り越え、秋のオールブラックス、イングランドに挑戦し、RWCイヤーを迎える。ひとつ一つが本番をイメージするための大切な戦いだ。
イタリア代表との第1戦は、6月9日(土)、午後2時45分、大分県の大分銀行ドームで行われる。7日午後、日本代表メンバー23名が発表された。キャプテンは昨秋に続いてFLリーチ マイケルが務める。RWC2019年での決勝トーナメント進出に闘志を燃やすリーチは、昨年までプレーしていたスーパーラグビーの強豪チーフスを離れ、日本のサンウルブズに参戦した。序盤はろっ骨を痛めて苦しんだが、体を張ったプレーで、レッズ、ストーマーズからの連勝に貢献。体を絞り、パフォーマンスには切れ味が出てきた。イタリア代表戦でも先陣を切ってチームを引っ張ってくれそうだ。
リーチとFW第三列を組むのは、成長著しいFL姫野和樹、スーパーラグビーのレベルズ(オーストラリア)で突破役として大活躍中のNO8アマナキ・レレイ・マフィだ。日本が世界に誇る第三列である。第二列のLOコンビは、ハードタックラーのヴィピー・ファンデルヴァルト、198cmのアニセ サムエラ。来年のRWCを考えれば、大型FWのイタリア代表に対してどこまで戦えるかが最大の注目ポイントであり、スクラム、ラインアウト、ボール争奪戦での攻防で手ごたえをつかみたい。
SHは経験豊富な田中史朗が先発し、流大が交代出場でテンポアップさせることになる。CTBは、立川理道が怪我から戻ったばかりのため、今回はラファエレ ティモシーとウィリアム・トゥポウが務める。トゥポウの激しいタックルは必見。SH田中とSO田村優のベテランHB団が、どんなアイディアでボールを動かしていくのか。福岡堅樹、レメキ ロマノ ラヴァ、松島幸太朗という快足バックスリーを効果的に走らせたい。
日本代表とイタリア代表は過去6度対戦し、日本の1勝5敗。イタリアは今年のシックスネーションズでは全敗するなど国際試合で7連敗中だが、今年のシックスネーションズでは、RWC2019で日本と同プールになるスコットランドに対して、27-29という惜敗。今回の来日メンバーは、カリスマキャプテンのNO8セルジオ・パリセこそ、休養のために来ていないが、ほぼベストメンバー。94キャップのHOレオナルド・ギラルディーニほか経験豊富なメンバーと、売り出し中の若手が揃う。BKでは、22歳のFBマッテーオ・ミノッツィは日本にとって危険なランナー。怪我から復帰のミケーレ・カンパニャーロは世界屈指のCTBであり、プレッシャーをかけ続けたい。
イタリア代表はこの一年で、トライのとり方が幅広くなった。FWだけのチームではない。ミノッティの存在もあって、自陣からでも果敢にカウンターアタックを仕掛けて、長い距離を走り抜ける。不用意なキックを使えばカウンターアタックを許してしまうだろう。組織ディフェンスの連携も勝利のカギになる。
日本代表の強化はサンウルブズとの連携をより深め、今年からジェイミー・ジョセフヘッドコーチが兼務で指揮を執っている。サンウルブズには日本代表資格のない選手もいるが、今回のメンバーで今年のサンウルブズの試合を経験していないのは、LOサムエラ、NO8マフィ、リザーブの松田力也だけだ。むしろ、スーパーラグビーとテストマッチに臨む気持ちの切り替えが難しいかもしれない。書くまでもなく、テストマッチはその国のラグビーの威信をかけた戦いでもある。勝利を追い求めなくてはならない。緊張感ある戦いの中で。RWCに向けての収穫を得てほしい。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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