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勝利に飢えた大国同士が相まみえる。
6月のテストマッチ期間は第2週より本格化し、元日本代表指揮官のエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)率いる、世界ランキング3位のイングランドは、南アフリカに遠征し、世界ランキング7位の南アフリカと3連戦を行う。
第1戦の舞台は、6月9日(土)、ジョハネスバーグのエリスパークだ。
今年から南アフリカの指揮官となったヨハン“ラシー”・エラスマスHC は、いま勝利に飢えているはずだ。
新体制後の初陣となったアメリカ・ワシントンD.C.でのウェールズ戦では、キックチャージからの失トライが決勝点となり敗戦。
しかしこの試合は、念願の代表選出となったクワッガ・スミスなど、先発15人中7名が代表初キャップという布陣。一部主力を温存した格好だった。
エラスマスHCの狙いは、あくまでイングランドとの3連戦。
熱狂的なファンが多く「ラグビーは宗教」とまで言われる南アフリカ。多くの国民が“エディー・イングランド”の打倒、そして7位にまで落ちた世界ランキングの上昇を願っているはずだ。
一方、敵地へ乗り込むイングランドにも勝利への渇きがある。
3連覇を狙った今年のシックス・ネーションズは、第3節からまさかの3連敗で、実に35年ぶりとなる5位フィニッシュ。
さらに5月には聖地トゥイッケナム・スタジアムに多国籍のスター軍団「バーバリアンズ」を迎えると、45-63で惨敗してしまい4連敗。
2017年には破竹の18連勝を記録したイングランドだが、ニュージーランド代表に次ぐ世界ランキング2位の座をアイルランドに明け渡し、かつての“エディー・イングランド”の勢いは失われた感がある。ただ2019年W杯へ向けた意図的な低迷期である、との論調もあるようだ。
いずれにせよ、ひときわ注目度の高い一戦だが、過去10試合の対戦成績を見ると、南アフリカが8勝1分1敗で圧倒。しかし直近の対戦では、2016年にイングランドが37-21で勝利している。
スター選手が目白押しの先発メンバーを見てみよう。
まずホームの南アフリカでは、6番を背負うシヤ・コリシが、黒人選手初の代表キャプテンとしてピッチに立ち、南アフリカラグビーの歴史に名を刻む。
経験豊富なお馴染みのメンバーでは、PRテンダイ・ムタワリラ、NO8デュアン・フェルミューレン、FBヴィリー・ルルー。
先発で初キャップを飾るのは、オフロードパスも華麗なLOアールジー・スナイマン、両WTBのシブシソ・ンコシ、そして今季スーパーラグビーにデビューしたばかりの超新星、アピウェ・ディアンティ。
代表主力でスーパーラグビー参加のマルコム・マークス、ワーレン・ホワイトリー、エベン・エツベス、ルード・デヤハーは怪我などによりメンバー外。海外組のビスマルク・デュプレッシー、フランソワ・ステインも不参加だ。
対するイングランド代表では、脳しんとうの影響で休養中のキャプテン、HOディラン・ハートリーに代わって、CTBオーウェン・ファレルがキャプテンを務める。
司令塔のイメージもあるファレルに代わって10番をつけるのは、2009年に16歳237日でプロデビューしたジョージ・フォードだ。
イングランドの中心選手であるヴニポラ兄弟は、PRマコが代表50キャップ目を飾り、突進力溢れるNO8ビリーが怪我から復帰となる。
そして注目は、リザーブ入りしたNZ生まれのブラッド・シールズだ。
長年ニュージーランド代表“オールブラックス”入りが噂されていたが、ついに出身地での初キャップはならず。両親の母国であるイングランドの代表ジャージーを着て、出場すれば初キャップを飾る。
まさに見どころ満載の南アフリカ代表×イングランド代表。
勝利に飢えた大国同士が激突する一戦は、6月9日(土)午後11時30分からJ SPORTS 3で生放送、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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