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ラグビー コラム 2018年6月7日

帝京、慶應との最終戦に臨む。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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前節から2週間空き、春季大会第4戦は流通経済大学との一戦。春季大会3連勝となるか。前節の東海大学戦で爆発した自慢の攻撃力に注目が集まった。

流通経済大のキックオフで始まった試合は前半7分、敵陣ゴール前左側でのスクラムからサイドアタックで抜け出すと、最後はWTB(ウィング)の北村将大(2年=伏見工・京都工学院)がトライ。

前半12分にトライを決めたFLの菅原

キッカーの竹山晃暉(4年=御所実)もゴールを決め、帝京大が7-0と先制すると、流れに乗った帝京大は12分にもFW(フォワード)の連続攻撃から菅原貴人(4年=御所実)が飛び込みトライ。ゴールも決め14-0とした。

その後、LO(ロック)のジョセファ・ロガヴァトゥ(3年=ハミルトンボーイズ)のトライなどで、21-0と大きくリードした帝京大だったが、22分、自陣ゴール前の相手ボールのスクラムからトライを許し、7点を返される。

それでも、「全員がアタックし続けるという気持ちを持って試合に臨んだ」という主将の秋山大地(4年=つるぎ)の言葉通り、積極的にアタックを仕掛け、前半だけで5トライ5ゴール。35-7で折り返す。

ハーフタイム。選手は「常に0-0のイメージを持つように、ノーサイドまで戦おう」と話し、グラウンドへ向かった。

そして、迎えた後半。帝京大の流れは止まらない。2分、ラインアウトからモールを形成。

そこからSH(スクラムハーフ)小畑健太郎(4年=伏見工業・京都工学院)がブラインドサイドを突くと、最後はFB(フルバック)奥村翔(2年=伏見工業・京都工学院)へと渡り、中央にトライ。キックも決まり、42-7とする。

すると、6分には圧巻のプレーで会場を沸かせる。スクラムから、エリアの回復を狙った相手のキックを奥村がキャッチすると「フォワードが沢山走ってしんどい時にバックスがとらなければ」と自陣10mラインからディフェンスを振り切ってトライ。

このプレーで完全に流れを掴んだ帝京大は、後半も6トライを挙げ試合は、82-17でノーサイド。春季大会3連勝を果たした。

帝京大にとっての次戦は春季大会最終戦となる慶應義塾大学戦(6月10日・富山県総合陸上競技場)。昨年度の対抗戦では31-28と苦戦を強いられた相手に臨む。

次戦注目のFB奥村

帝京大の注目選手は春シーズン、アタック面で大活躍をみせたFBの奥村。開幕からここまでの4試合を見ても、冷静な判断力と持ち味のランプレーでチームの勝利に大きく貢献。

春から取り組んでいるというFBについて「フォワードの寄りのコントロールが難しい。バックスリーのコミュニケーションや後ろから全体が見える分、しっかり(チーム)動かしていきたい」とコメント。

次戦へ向けては「やってきたことをやるだけ。細かいところまでこだわりミスのないようにしたい」と強く語る。手探りながらも試合ごとに成長をみせる奥村に今後も注目だ。

いよいよ春季大会も大詰め。次戦は帝京大にとって春の最終戦となる。「春のラストゲーム。やってきたことをすべて出しきり、ベストゲームにしたい」と意気込む秋山。

春のシーズンで見えたディフェンス面やコミュニケーション面での課題をどこまで修正できるかが勝負のカギを握る。

最終戦を勝利で飾り、良いイメージをもって秋の対抗戦シーズンへ弾みをつけることができるか。成長を見せる『深紅の王者』から今後も目が離せない。

帝京大学と慶應義塾大学の対戦は、6月10日(土)午後1:55、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文/写真:太田和樹(帝京スポーツ)

代替画像

帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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