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ラグビー コラム 2018年6月7日

冬の花園を占う。ラグビー関東高校大会のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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春の高校関東王者を決める、男子15人制の関東高等学校ラグビーフットボール大会は66回目を迎える。

今年は6月9日(土)~10日(日)に栃木・佐野市運動公園陸上競技場と佐野市運動公園多目的球技場で、28校が4チームずつ、A~Gの7つのブロックに分かれて行われる。J SPORTSオンデマンドでは全28試合をLIVE配信する。

関東王者は実質Aブロックの優勝チームであり、春の選抜大会を制した桐蔭学園の6連覇がかかる大会となった。

8つの都県の代表は、埼玉が4校、群馬が2校、神奈川が4校、栃木が3校、茨城が3校、千葉が3校、山梨が3校、東京が6校で計28チームが出場する。

6連覇を狙う桐蔭学園キャプテンSH小西

2月の関東新人大会も桐蔭学園(神奈川)が流通経済大柏(千葉)を破って優勝し、3位は茗渓学園(茨城)、4位は深谷(埼玉)。残りのベスト8は東京(東京)、日川(山梨)、東海大相模(神奈川)、佐野日大(栃木)の4チームだった。

まずはA~Gのブロック分けを見てみたい。各チーム、2日間で2試合というスケジュールで、下記の通り、9日の初戦の対戦カードはすでに決まっている。

10日はブロックごとで勝者同士、敗者同士が対戦する。つまり2連勝すればブロック優勝することができる。各試合は25分ハーフで行われる。

◆Aブロック:6月9日(土)午後3:00キックオフ
・佐野日大(栃木1位)vs.桐蔭学園(神奈川1位)
・流通経済大柏(千葉1位)vs.茗渓学園(茨城1位)

地元で優勝を狙う、佐野日大

Aブロックはやはり、主将SH(スクラムハーフ)小西泰聖(キャプテン)を中心にFW(フォワード)でもBK(バックス)でもトライが取れる桐蔭学園が6連覇なるか、それとも止めるチームが現れるかに注目が集まる。

その桐蔭学園と対戦するのが、元日本代表の藤掛三男監督が率いる地元・佐野日大だ。

関東大会の予選となった春の県大会では、花園常連の国院栃木に19-17で勝利し、話題を呼んだ。CTB(センター)木村竜馬主将を中心に、その勢いを今大会にもぶつけたい。

伝統的に展開力に定評がある茗渓学園

もう1試合は、選抜大会でベスト4に入った流通経済大柏と茨城の名門・茗渓学園だ。ともに全国的な強豪で知られており、展開力のあるチームだけに、トライの取り合いが見られそうだ。

流通経済大柏は体格もあり走れるFW、そしてWTB(ウィング)永山大地(3年)に注目してほしい。茗渓学園はWTB植村陽彦(3年)の決定力に期待がかかる。

Bブロックで優勝を狙う昌平

◆Bブロック:6月9日(土)午後2:00キックオフ
・昌平(埼玉1位)vs.明和県央(群馬1位)
・国学院久我山(東京1位)vs.日川(山梨1位)

Aブロックだけでなく、Bブロックも各県の1位が集まる。昨年度の花園、そして選抜にも出場したディフェンスに定評のある昌平は、バランスが取れた群馬県王者の明和県央と対戦する。

そして、もう1試合は国学院久我山と日川という名門同士が激突する。

◆Cブロック:6月9日(土)午後1:00キックオフ
・東海大相模(神奈川2位)vs.国学院栃木(栃木2位)
・目黒学院(東京2位)vs.深谷(埼玉2位)

Cブロックを見ると各県の2位が集まり、春の県大会こそ優勝できなかったが、国学院栃木、深谷、目黒学院、東海大相模と全国区のチームが集まった。秋の花園予選も考慮すると、関東大会で他県の強豪と対戦して力をつけたいところだ。

◆Dブロック:6月9日(土)午後0:00キックオフ
・専修大松戸(千葉3位)vs.本郷(東京3位)
・慶應義塾(神奈川3位)vs.浦和(埼玉3位)

Dブロックも各県の3位が集まり、やはり、専修大松戸、本郷、慶應義塾、浦和と全国大会に出場したことのあるチームが揃った。

◆Eブロック:6月9日(土)午前11:00キックオフ
・関東六浦(神奈川4位)vs.吉田(山梨2位)
・太田(群馬2位)vs.早稲田実業(東京4位)

◆Fブロック:6月9日(土)午前10:00キックオフ
・東洋大牛久(茨城2位)vs.東京(東京5位)
・日体大柏(千葉4位)vs.立教新座(埼玉4位)

◆Gブロック:6月9日(土)午前9:00キックオフ
・富士河口湖(山梨3位)vs.清真学園(茨城3位)
・宇都宮(栃木3位)vs.大東文化第一(東京6位)

Eブロック以下を見ても、早稲田実業、東京、清真学園らが出場している。秋の花園予選を考えるとどんな試合を見せるか、注目が集まる。

FWも大きく、BKも決定力のある流通経済大柏

いずれにせよ、選抜で連覇した桐蔭学園、選抜ベスト4の流通経済大柏を中心に、強豪校がどんな戦い方を見せるのか。

また、各チームとも昨年の11月、もしくは今年になってから新チームがスタートして半年あまり経ち、新1年生も入って各チームの戦力になりつつある頃だろう。

秋、そして冬の花園を占う上で、6月の時点でチーム力がどこまで上がっているのか、関東大会は毎年楽しみな大会である。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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