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ラグビー コラム 2018年6月2日

大東文化、明治の全勝優勝を阻めるか。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by スポーツ大東編集部
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メンバーも多く入れ替わりながらも、何とか持ち込めたドローだったか。大東文化大学は、5月27日(日)に行われた第7回関東大学春季大会Aグループの3戦目で流通経済大学と対戦し、31-31の引き分けに終わった。

開幕からHO(フッカー)平田快笙主将(環境4=大東大一)やNO8(ナンバーエイト)佐々木剛(社経3=八戸西)が欠場。

また、今回のメンバーにはNO8アマト・ファカタヴァ(外英4=ティマルボーイズ高)、SO(スタンドオフ)大矢雄太(環境4=中部大春日丘)に加え、前回の帝京大学戦で負傷交替したSH(スクラムハーフ)南昂伸(社経2=御所実業)といった主力が外れていた。

流通経済ボールのキックオフで始まった試合は、大東文化が先制トライを挙げる。前半5分、大東文化陣内で流通経済のパスミスを拾ったWTB(ウィング)朝倉健裕(スポ科1=御所実業)が、快足を見せトライゾーンまで走り切った。

しかし、直後に流通経済が1トライを返すと、15分には流通経済CTB(センター)タナカ・ブランドン・ムゼケニエジ(3年=ヘレタウンガカレッジ)のラインブレイクから再びトライを奪われる。その後、大東文化が2トライを追加し前半終了。

後半も開始早々に朝倉が自身2トライ目を上げ、24-10とリードを広げた大東文化だが、10分、14分、30分と流通経済が反撃のトライを加え、24-31と逆転を許してしまう。

最後、朝倉のトライにつながるスクラム

何としても追いつきたい大東文化と、このまま勝ち切りたい流通経済。双方の思いがぶつかり合い、35分を過ぎてからは流通経済陣内で激しい攻防が続く。大東文化はひたすら近場を攻めトライへと迫るが、流通経済も必死のディフェンスで押し返す。

そして最後、ロスタイムに突入し、7分が経過したところで大東文化が執念のトライを決めた。トライまで残り5mのところでラックからボールがこぼれると、拾ったSOアピサイ拓海(環境4=大東大一)が、CTBシオペ・ロロ・タヴォ(外英2=ウェズリーカレッジ)へとつなぐ。

相手3人にタックルされながらもシオペが放ったボールは大外に控える朝倉へと渡ると、一瞬の加速で相手を振り切り、ハットトリックとなるトライを決めた。

同点のコンバージョンキックを決めたアピサイ

その後のコンバージョンキック。決めれば同点、外せば負けとなる場面で、キッカーを務めたのはアピサイ。相手が猛然とプレッシャーをかける中、アピサイが蹴ったボールは、Hポールに当たり中へと吸い込まれた。

その瞬間、レフリーがノーサイドの笛を鳴らし、試合終了。アタック、ディフェンスともにミスが目立ち苦戦した大東文化だったが、それでも31-31の引き分けに持ち込むことが出来た。

次戦の相手はここまで4戦全勝、大東文化に勝利すれば全勝での春季大会初優勝が決まる明治大学。

大学選手権9連覇中の帝京大学にも勝利、他大学にも盤石の強さで大勝している相手に対し、アタックでボールをアクティブに動かし組織的なディフェンスで相手にプレッシャーをかけるという、今季のチームが目指すラグビーを出来るか注目してみたい。

欠場者が相次ぎ、ベストメンバーを組めない中での連戦。だからこそ、新たに抜てきされたメンバーたちが奮起し、秋のリーグ戦、冬の選手権につながる春季大会にしたいところだ。

大東文化大学と明治大学の試合は、6月3日(日)午後1:55から、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:姜亨起/写真:大島拓也、馬場修平(スポーツ大東編集部)

スポーツ大東編集部

スポーツ大東編集部

1967年創刊。大東文化大学体育連合会所属。ラグビー部や陸上競技部、テコンドー部など国内外で活躍する「大東スポーツ」を、年4回の新聞発行やブログ、Twitterで学生たち自ら情報を発信する。現在活動している部員数は14名。随時部員募集中。
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