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ラグビー コラム 2018年5月18日

慶應義塾、初戦惨敗からのカムバック。次戦は勢いに乗る明治を迎え撃つ。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 慶應スポーツ新聞会
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5月5日(日・祝)に保土ヶ谷ラグビー場で行われた、関東大学春季大会Aグループ第2戦。慶應義塾大学は流通経済大学に53-35で勝利し、今季初白星をあげた。

試合開始から一進一退の攻防が続く中、先制のトライを決めたのは慶大だった。

前半8分、相手のペナルティにより敵陣深くまで攻め込むと、その後はグラウンドを広く使って粘り強い攻撃を展開。ボールを受け取ったSH(スクラムハーフ)若林俊介(政2・慶應)がインゴールに飛び込んでトライを決めた。

だがその後は、ボールを敵陣まで運んでも得点へと結びつけることができない苦しい時間が続く。その中で迎えた25分、右サイドから自陣深くまで侵入を許すと、最後は相手FL(フランカー)に走り込まれて同点のトライを奪われてしまう。

それに対して慶大も30分にセンターライン付近からPR(プロップ)渡邊悠貴(経4・慶應)が大きくゲインすると、相手のペナルティを誘う。その後ボールはSH若林へと渡り、パスを受けたWTB(ウィング)中島光貴(環2・慶應)が軽やかなステップで相手をかわしてトライ。

しかし前半終了間際、流経大に右サイドからオフロードでパスをつながれると、そのままディフェンスの裏を突かれて失点。12-14とリードを許した状態で前半を終えた。

トライを決め笑みをこぼした栗原

迎えた後半。開始直後こそ相手にトライを許したものの、その後は慶大ペースで試合が進んだ。5分には大外でパスを受けたWTB中島光が左サイドをかけ上がり、そのままグラウンディング。

16分には相手の連携ミスにつけこんでボールを奪うと、WTB中山和政(総4・桐蔭学園)が走り抜けてトライを決める。20分にも、相手のミスの隙をついてCTB(センター)沖洸成(総2・尾道)がボールを抑え込んだ。

FB(フルバック)高木一成(商3・慶應)やWTB栗原由太(環3・桐蔭学園)も立て続けにトライを決め、流経大との点差を広げる。

試合終了直前にもCTB沖とFB高木がそれぞれ大きくゲインを切ってボールを敵陣深くまで運ぶと、最後はNO8(ナンバーエイト)川合秀和が相手のタックルを受けながらもトライ。53-35で今季初勝利を手にした。

12-63と惨敗を喫してしまった大東文化大学戦から1週間。「1対1のところで絶対に譲らない、2人目に絶対につながれない」(中本慶太郎/経4・慶應)などといった点にフォーカスして練習を積み、試合を迎えた慶大だったが、前半はその成果をうまく発揮することができず、歯がゆい展開となってしまった。

だが、ハーフタイムに金沢篤HC(ヘッドコーチ)から、「もう一度冷静になって、できていないところを確認しよう」という言葉があったことにより、「全員でしっかりフォーカスしていたことに立ち直って、修正」(NO8川合)することに成功。

新戦力として1トライをあげた中山

「しっかり止めきるところは止めきれた」(HO中本)ことで相手の攻撃を封じ込め、これが後半における慶大の怒涛の反撃へとつながった。BK(バックス)陣の突破力も光り、トライを量産。

「相手のいないスペースをうまく突くという僕たちが理想とするラグビーができた」(WTB中山)と、選手も手応えを口にしていた。

主力級の選手を多く欠く中、経験の浅いメンバーで臨んだこの試合。今回つかんだ勝利は、出場した選手たちにとって大きな自信となっただろう。

慶大が次に対戦するのは明治大学。先日の試合で絶対王者の帝京大学を破っている、現在最も勢いがあると言えるチームだ。

とはいえ昨年春の招待試合、秋の対抗戦と、過去2回の対戦ではどちらも慶大に軍配が上がっている。今回もその相性の良さを見せつけたいところだ。

強敵の紫紺を破り、連勝を飾ることができるか。黒黄の躍動に期待したい。

慶應義塾大学と明治大学の試合は、5月20日(日)午後1:00から、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:川下侑美/写真:田中壱規、竹内大志(慶應スポーツ新聞会)

慶應スポーツ新聞会

慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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