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ラグビー コラム 2018年5月17日

初優勝を目指す全勝の明治、リベンジの慶應義塾戦。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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初優勝へ突き進む。ここまで春季大会全勝と勢いに乗っている明治大学。

現在、Aグループの6チームで唯一無敗を維持し、勝ち点17で首位に立っている。第4戦は、昨年の対抗戦で敗れた慶應と激突。伝統の一戦は5月20日(日)、石巻市総合運動公園にて行われる。

前節の流通経済大学戦では、61-14と大差で勝利。勝因の一つとして挙げられるのは、安定したディフェンスだ。

重戦車を率いる井上

前半は失点を0に抑えるなど、相手の攻撃をシャットアウト。FL(フランカー)井上遼(政経4=報徳学園)は「ボールポゼッションを高く保てていた」と振り返った。

相手にボールが渡っても、自陣深くまでは持ち込ませず。高い位置でボールを奪取するシーンが多く見られた。後半に入り、2トライを奪われたが、80分間を通してディフェンスが安定。

「前に出て、よくディフェンスできていた」とSH(スクラムハーフ)福田健太主将(法4=茗渓学園)。未然にピンチの芽を摘み、反撃のスキを与えなかった。

悪天候をものともしなかった。試合中は終始雨が降り続き、インゴールに水たまりができるなど、グラウンドコンディションは最悪だった。そのような状況で徹底したのは「FW(フォワード)戦で圧倒する」(井上)こと。

その言葉の通り、9トライのうち3トライはFWによるもの。前半29分には敵陣左でのマイボールラインアウトからモールを形成。10m近くを一気に押し込みトライを挙げた。

さらに、後半9分、39分には敵陣深くでラックを連取。フェーズを重ね、そのままインゴールに持ち込んだ。

また、スクラムでも優勢に立ち、何度も相手の反則を誘発。相手ボールスクラムでターンオーバーする場面も見られ、相手に流れを渡さなかった。

苦汁を飲まされた相手だ。昨年の対抗戦では、慶應義塾大学に26-28で惜しくも敗れている。

先制トライを奪ったものの、その後は3連続でトライを献上。後半に猛追を見せ、一時は同点に追い付いたが、最後に力尽きた。慶應相手に公式戦で4年ぶりに黒星を喫した。

また、公式戦ではないものの、昨春の招待試合でも3点差で敗北している。2試合とも接戦に持ち込んだが、競り勝つことができず。昨年1年間、明治は慶應から勝ち星を挙げられずに終わった。

今年の慶應はBK(バックス)を武器とする。今大会で慶應が記録した11トライのうち8トライがBKによるもの。BKの展開力には十分警戒して臨みたい。

「明治の高いスタンダードを見せつけて、今年は違うと証明したい」(福田)。まずは春季大会でリベンジを果たし、良いイメージを持った状態で対抗戦を迎える。

安定感抜群のキックを放つ忽那

注目はBKリーダーも務めるSO(スタンドオフ)忽那鐘太(文4=石見智翠館)だ。流経大戦では難しい角度からのコンバージョンキックを次々と沈め、9本中8本のゴールを成功させた。

さらに、エリアコントロールにおいても、高いキック精度を発揮。80分間ゲームを支配し続けた。慶應戦でも安定したキックで、チームを勝利へ導く活躍を期待したい。

春季大会も終盤戦に突入した。残すところはあと2試合のみ。1戦も落とすわけにはいかない。昨季、苦戦を強いられた慶應に雪辱を果たし、初優勝に王手をかける。

明治大学と慶應義塾大学の試合は、5月20日(日)午後1:00から、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:藤里陽/写真:鈴木貴裕(明大スポーツ)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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