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ラグビー コラム 2018年4月27日

平田組始動。大東文化、『リーグ戦王者』としての戦い。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by スポーツ大東編集部
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4月22日(土)に開幕した第7回関東大学春季大会。モスグリーンのジャージの大東文化大学は、2年連続でAグループに入った。

第54回大学選手権準決勝で明治大学に敗れ、ベスト4に終わった昨季。関東大学リーグ戦2連覇、そして1994年度以来の大学選手権優勝を目指す今季、3人の選手がチームの船頭を任されることとなった。

リーダーの3人。左から湯川、平田、大矢

主将にはHO(フッカー)平田快笙(環境4=大東大一)が就任。昨季からスタメンに定着した平田は、チームの中心選手としてリーグ戦ではベスト15に選ばれる活躍も見せた。

選手権準決勝で追ったケガの影響で、復帰は6月を見込んでいるが、その時は再びこれまでの様な力強い突進、スクラム最前列中央での強力な押しでチームを熱く引っ張っていくことだろう。

副主将にはFW(フォワード)からFL(フランカー)湯川純平(現経4=御所実業)、BK(バックス)からはSO(スタンドオフ)大矢雄太(環境4=中部大春日丘)が選ばれた。

2人はシーズン開幕に際し、「陰でチームを支えられたら」(湯川)、「プレーでは平田がチームを引っ張ってくれる。僕と湯川は裏方でのサポートとしてチームを良くしていきたい」(大矢)と、主将という重責を担う平田を支える決意を語っている。

今季の陣容を見てみよう。大東文化は昨季のメンバーが今季も多く残ることに加え、1年生にも有力な部員が多数入部し、充実した顔ぶれとなっている。

特に今春入部したばかりのWTB(ウィング)朝倉健裕(スポ科1=御所実業)は、4月15日の第19回東日本大学セブンズで早速メンバーに入ると、大会を通して5トライを挙げ、鮮烈なデビューを飾った。

朝倉の1個上となるSH(スクラムハーフ)南昂伸(社経2=御所実業)やFB(フルバック)鈴木匠(スポ科1=札幌山の手)といったBK陣も東日本大学セブンズで活躍を見せただけに、今季もさらなる飛躍に期待が高まる。

また、留学生の同時出場枠が2人から3人へ増加したことも、大東文化のメンバー構成に大きな影響を与えそうだ。

大学ラストイヤーとなるアマト

1年生以外で所属している留学生は、大学ラストイヤーを迎えるNO8(ナンバーエイト)アマト・ファカタヴァ(外英4=ティマルボーイズ高)とLO(ロック)タラウ・ファカタヴァ(外英4=ティマルボーイズ高)、そしてWTBシオペ・ロロ・タヴォ(外英2=ウェズリーカレッジ)の3人。

これまでは出場枠が2人となっていたために誰か1人が控えに回らなければならなかったが、今季から彼らが全員同時に出場するようになれば対戦校にとって脅威になることは間違いない。

いよいよ始まる春季大会、初戦の相手はタイガージャージの慶應義塾大学。慶大とは先日の東日本大学セブンズでも対戦し、大東文化が40-17で勝利しているが、やはり熱戦となった昨季の大学選手権準々決勝(33-28で大東文化が勝利)が記憶に新しい人も多いはずだ。

慶大戦以降も『大学王者』帝京大学に流経大学、明治大学や東海大学といった相手との対戦を控える。

今季は『リーグ戦王者』としてシーズンを迎えることもあり、他校から追われる立場となる大東文化。熱い闘志でチームを引っ張る平田主将の下、『ONE TEAM』で大学日本一へと挑むモスグリーン軍団の初陣がいよいよ始まる。

大東文化大学と慶應義塾大学の対戦は、4月28日(土)午後1:00から、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文/写真:姜亨起(スポーツ大東編集部)

スポーツ大東編集部

スポーツ大東編集部

1967年創刊。大東文化大学体育連合会所属。ラグビー部や陸上競技部、テコンドー部など国内外で活躍する「大東スポーツ」を、年4回の新聞発行やブログ、Twitterで学生たち自ら情報を発信する。現在活動している部員数は14名。随時部員募集中。
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