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ラグビー コラム 2018年4月27日

ブランビーズは豪州勢の連敗を止められるか。スーパーラグビー2018第11節「ブランビーズvs.クルセイダーズ」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ブランビーズvs.クルセイダーズ

これ以上の不名誉は避けたいところだ。

南半球最高峰リーグのスーパーラグビーで、オーストラリア勢はニュージーランド勢に35連敗中だ。

最後の白星は、ワラターズ(オーストラリア)がチーフス(ニュージーランド)に45-25で勝利した2016年5月まで遡らなければならない。

今週、その連敗を止めることができるのは、唯一ニュージーランド勢と対戦するブランビーズ(オーストラリア)だけだ。

スーパーラグビー2018の第11節。4月28日(土)は、オーストラリアのキャンベラで、3勝5敗のブランビーズが6勝2敗のクルセイダーズ(ニュージーランド)を迎え撃つ。

今季のクルセイダーズは開幕2連勝から2連敗を喫したが、その後は前節のサンウルブズ戦(日本)を含めて4連勝。勝ち負けをV字回復させている。

サンウルブズ戦では、アキレス腱を手術したPRオーウェン・フランクス、ひざを負傷していたWTB/FBイズラエル・ダグが復帰。二人のオールブラックはブランビーズ戦にも名を連ねている。

クルセイダーズはサンウルブズ戦から先発メンバーを7人変更(FW4人、BK3人)。

ニュージーランド代表キャッパーでは、FWには主力のHOコーディー・テイラー、LOサム・ホワイトロック主将。そしてBKにはWTBセタ・タマニヴァル、FBデイヴィッド・ハビリが帰ってきた。

迎え撃つブランビーズとしては万全のメンバーで臨みたいが、ここへきてスター選手のFLデイヴィッド・ポーコックがふくらはぎを負傷。今週のメンバーから外れた。

今季のブランビーズは前節ジャガーズ戦(アルゼンチン)を含め、5敗のうち3敗が8点差以内。接戦を勝ちきりたいチームにとって、ポーコックの離脱は痛手だ。

さらにもう一人のベテラン、白血病を克服したSO/CTBクリスチャン・リアリイファノも前節から休養。経験豊富なベテラン二人を欠いてクルセイダーズを迎えることになった。

そんなブランビーズは先週のジャガーズ戦から先発を3人(FW2人、BK1人)変更。

今季デビューのHOフォラウ・ファインガア、ポーコックの抜けた穴を埋めるFLブレイク・エネヴァー、ユーティリティ性のあるアンドリュー・スミスがセンターに入った。

その他のメンバーでは優秀なラインアウト・ジャンパーであるLOロリー・アーノルド、ボールキャリー数がリーグ3位(101)のNO8イシ・ナイサラニ。

バックスではオーストラリア代表58キャップのCTBテヴィタ・クリンドラニ、19キャップのWTBヘンリー・スペイトなどが揃う。

ブランビーズにとって、クルセイダーズは過去7試合で勝ち星のない相手。ポーコックも不在であり、オーストラリア勢の35連敗を止めるには高い壁だろう。

ただクルセイダーズはここまでラインアウト成功率が15チーム中12位(83.5%)と苦しんでいる。

前節のサンウルブズ戦ではHOテイラーやLOホワイトロック主将が不在ということもあり、ラインアウト成功率が73.3%だった(サンウルブズは成功率84.6%)。

ブランビーズのラインアウト成功率も84.5%(15チーム中10位)と高くはないが、LOサム・カーター主将を中心に空中戦を制し、クルセイダーズの数少ない隙を突いて主導権を握りたい。

果たしてブランビーズはオーストラリア勢として、ニュージーランド勢に対する35連敗を止められるか。それともクルセイダーズ優勢とみる下馬評に屈するか。

今節注目したい「ブランビーズ×クルセイダーズ」は、4月28日(土)午後6:35からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信となる。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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