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「スーパーラグビー2018」は第6節。3月23日(金)は、2勝2敗の昨季王者クルセイダーズ(ニュージーランド)が、クライストチャーチのAMIスタジアムで、1勝3敗のブルズ(南アフリカ)を迎え撃つ。
主力に怪我人の多いクルセイダーズは苦戦が続いている。先週は同じニュージーランド勢のハイランダーズに敗れ、連敗を喫してしまった(●17-25)。
クルセイダーズはLOサム・ホワイトロック主将、CTBライアン・クロッティらの離脱も痛いが、大きな不安材料となっているのはSOリッチー・モウンガの不在だ。
ニュージーランド代表歴こそないものの、スキルフルなSOモウンガはラン能力も高く、相手にとっては常にマークしなければならない存在。しかし第3節で顎を骨折して無念の離脱となり、ミッチェル・ハントが代役を務めている。
22歳のSOハントも足技の多彩な有望株だが、ここ2試合での目立った活躍はなく、逆に前節ハイランダーズ戦では勝負所の終盤でドロップキックをミスするなど、アピールには至っていない。
一方、敵地へ乗り込むブルズは、今季初戦でハリケーンズ(ニュージーランド)を21-19で下して話題を集めたが、以降は3連敗と調子が上がらない。
先週のチーフス(ニュージーランド)戦では、前半を28-14とリードして折り返しながら、後半は痛恨の無得点。逆に4連続トライを奪われ28-41で逆転負けとなり、サポーターをがっかりさせた。
いわばお互いに連敗脱出を目指しており、特にホームゲームとなるクルセイダーズにとっては、昨季王者の意地にかけて3連敗は許されない状況だ。
本稿執筆時点で両軍のメンバーは未発表だが、ホームのクルセイダーズは、PRワイアット・クロケット、HOコーディ・テイラーがFW第1節を引っ張る。反則の多さが珠に疵だが、PRマイケル・アラアラトアも運動量豊富な好選手だ。
LOホワイトロック主将が前節に続いてメンバー外となれば、オールブラックスのLOルーク・ロマノ、スコット・バリットがラインアウトの牽引役となるだろう。ボールハント職人のFLマット・トッド、力強いキャリアーのNO8ジョーダン・タウファの存在も心強い。
クルセイダーズはバックスリーも強力だ。急成長中のWTBジョージ・ブリッジ、パワフルなWTBセタ・タマニヴァル、安定感あるアンカーであるFBディヴィッド・ハヴィリも元気だ。
問題は司令塔10番の先発で、指揮官によっては、過去2戦でアピールできなかったSOハントを交代させる状況に違いない。2年目のスコット・ロバートソン ヘッドコーチの判断に注目が集まる。
ブルズでは、やはり身長2mを超える両ロックに注目したい。
南アフリカ代表36キャップのルート・デヤハーは、第5節終了時点で15チーム中トップのラインアウト成功数(26)を誇る。オフロードパスも巧みなハードワーカーで、第2節ハリケーンズ戦では巨体を揺らして独走トライも決めた。
デヤハーとコンビを組むRG・スナイマンも脅威。ラインアウトはもちろん、デヤハー同様オフロードパスの名手でもある。身長206センチの23歳には南アフリカ代表入りの期待もかかっている。
バックス陣はチーフス戦で挙げた4トライの中心となるなど、頼もしいメンバーが揃う。
司令塔10番は、二十歳で南アフリカ代表にデビューしたハンドレ・ポラード。両センターは強力で、バーガー・オーデンダール共同主将、特にユーティリティ性溢れるジェシー・クリエルは、ここまで南アフリカ代表29キャップの実力を存分に見せつけている。
25歳のWTBトラヴィズ・イスマイエルは身長190センチの大型フィニッシャー。迫力ある突進に加えて足技もあり、スペースを与えれば脅威となる。
試合の注目ポイントのひとつは、ラインアウトの攻防だろう。
ブルズはここまでラインアウトの精度が高く、第5節終了時点で、ラインアウト成功率はリーグトップの95.4%。
一方のクルセイダーズはラインアウトが不安定。ここまでリーグ10位の84.6%で、理由のひとつとしてLOホワイトロック主将の不在が考えられる。ブルズ戦でラインアウトを制圧されれば、まさかの3連敗の敗因にもなりうる。
ニュージーランド開催の過去8試合は全敗という戦績のブルズだが、前節ではチーフス相手に前半を28-14で折り返すなど力はある。クルセイダーズにとっては侮ることのできない相手だ。果たして80分間の熱戦の末に笑うのはどちらか。
お互いにとって連敗を止めたい勝負の一戦。「クルセイダーズvs.ブルズ」は、3月23日(金)午後3:25からJ SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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