人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

フィギュア スケート コラム 2014年3月20日

フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋【高橋大輔 エピソード2】

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
  • Line

振付師の宮本賢二さん(KENJI)が、日本を代表するトップスケーターを毎月1名、ゲストに迎えてお送りする30分のトーク番組「KENJIの部屋」。今月のゲストは、髙橋大輔さんです。第2回ではバンクーバー五輪などについて語っていただきました!そしてサプライズゲストも登場します!

KENJIの部屋 宮本賢二さんと

右膝前十字靭帯断裂

――ケガの時はどうだったの?

髙橋:あの時はちょっといっぱいいっぱいになってたんで。周りの人が心配するほど何も思ってなかったですし、自分自身もそのケガはまあ治るやろ、みたいな軽い気持ちだったかな。まあ休めるし良かった、と思って。

――アクセルで跳んだ時は別になんともなかったよね

髙橋:その時は痛かったんですけど、そのシーズンのモチベーションが全然上がってなかったじゃないですか。その時からやっとスイッチが入って、試合も近いし良い感じになって、アドレナリンが出まくってそのあと全然滑れたんです。あの年の記憶ってあんまりないんですよ。多分、スケート嫌すぎて。たまにあるんですけどね、何年かスパンで嫌になる時。

――ケガをして一番これがしんどかったなっていうのはある?

髙橋:リハビリかな。復帰してからはそんなにしんどいイメージは残ってないですけど、リハビリはしんどかったですね。リハビリのやってることがしんどいんじゃなくて、「そんなに好きじゃないことをやるのってしんどいんだな」って感じた。

――リハビリってやったことないもんね

髙橋:その時に、スケートが自分のしたいことなんだと思って。同じしんどさでもしんどさが違う、みたいな。だからリハビリ中がしんどかったかな。

――顔がギッてなってたしね。リハビリ大変っていうのはすごくわかった

髙橋:しんどかったですね。派手なことずっとやってきて、急に地味なことって結構キツかったんですよね。

――俺がゴキブリのおもちゃ持って行っても、そんなに笑ってくれなかったもんね

髙橋:いや、めっちゃ覚えてますよ。めっちゃウザかったですもん。

――ウザいって言うな(笑)。看護師さんがびっくりしたんだったっけ?

髙橋:そうそう。そのあとは楽しんでましたけど、自分で。

最近の2人

髙橋:KENJI先生はケガとかしたことあるんですか?

――ケガはない。今、左膝が痛い

髙橋:今(笑)?

――運転でずっと曲げてて、暑がりだからクーラーかけてたら、膝が冷えて痛い

髙橋:膝に来てるんじゃないですか?

――あと朝起きたら、足の親指の付け根が痛い

髙橋:仕事しすぎちゃいます(笑)?

――噂によると痛風の気があるらしい

髙橋:ビールめっちゃ飲むじゃないですか。

――そう、お酒飲むからね

髙橋:飲むし、自分が思ってるより動いてないんじゃないですか。でも量変わってないし。

――量は変わってない

髙橋:そら痛風なりますよ。

――今、太りそう?

髙橋:太ってきてますよ。オリンピック終わりたてが一番やばかったです。今は安定してきて。でも、基礎体力がなくなったのか、食べる体力もなくなった。

――練習しなよ

髙橋:大丈夫です、もうしないんで。3ヶ月くらいしないって決めてるんで。

――だからしなよ

髙橋:大丈夫です、しないです(笑)。

――大丈夫の意味がわからへん

髙橋:3ヶ月後からスタートするので。みんなはしないとダメだと思いますよ。

東日本大震災チャリティー演技会

髙橋:さっきからめっちゃ気になってるんですけど、視線の先になんかいるんですよね。

――おまえ何してんの?

KENJIの部屋

田村:近所だから様子見に。

髙橋:乾杯の時もかんぱーいってやってくるし、お肉焼き出したらちょうだいってお皿出してくるし。

――めんどくさ(笑)。田村岳斗先生です。覚えてる?チャリティー演技会のことでみんなでここに集まったの

髙橋:あの時ノブ(織田信成)もいて、本田武史先生もいて、最初は5人。

田村:いつものノリと違って、まず「飲むな」って。

――そらそうや

髙橋:そらそうですね。

田村:「今日は違うから」ってみんなでコーラとウーロン茶で、肉も頼まずずっとしゃべってたね。

――4回も続けられてすごいことだし、もちろん5回、6回ずっとできるようになればいいけど。2人はリンク一緒でしょ?

髙橋:そうそう、現役中は。現役中はというか、練習してる時はね。

――髙橋選手は普段どんな感じ?

髙橋:髙橋選手とかやめてくださいよ(笑)。

――髙橋君?

髙橋:髙橋君とかも言わへんやん。思い出した、初めて会った時、いきなり「あ、俺、髙橋君て呼ぶわ」ってすでに壁を作るみたいな感じで言われて、「なにこの感じ悪い人?」って思ったのが第一印象でした、ずっと言ってるけど。

――お互いに人見知りだから。で、髙橋君は最近どうなの?

田村:髙橋君の普段は、みんなの印象のかっこいい髙橋君じゃなくて、ちょっとドジな髙橋君もあり、人間らしいっていう。

振付け旅@沖縄

――なんでそんなに黒いの?

髙橋:ちょっと島巡りしてたんですよ。バケーションに行ってました。紫外線というものをなめすぎて。

――俺も焼きたくて沖縄に行ったのに、9日間中8日間雨やったわ

髙橋:雨男ですか?僕は逆です。

――沖縄の時も晴れたもんね

田村:一緒に行ったの?

髙橋:行きました、振付けの時に合流で。

――空港でさ、いきなり半ズボンの男がいるのよ

髙橋:沖縄だし、5月だったけどもう暑いと思って。

田村:自分で思ってるほど短パン似合わないよ?

――そういうこと言ったらあかんで。1回、「なにそのコスチューム?」ってずっと言ってたら、怒って「もう着ない」って

田村:すぐ怒るよね。

髙橋:あの時よりはメンタルが強くなったから、もう別に言われても動じないですよ。

――なんかすぐ怒るよね

髙橋:怒らないですよ、我慢してるんです。

10年バンクーバー五輪銅メダル獲得!

――今までで一番印象に残ってる試合は?

髙橋:やっぱりバンクーバーオリンピックですかね。

――その時の感情って?

髙橋:それまではいっぱいいっぱいというか行くことだけを考えてやってきて、オリンピックに来れた実感を感じたのが自分のフリーの出番の前で、泣いちゃって。カナダで練習してたんですけど、ずっとビヨンセのアルバムをエンドレスで聞いてたんですよ。たまたま出番の前に自分が一番好きな曲が流れたんです。キツかった時とかも思い出してやっとここまで来れたんだなって思ってうるうるしてきて。そんなこと今までなかったし、その時にふと「ここまで来れたんだ」って実感しちゃって。ショートのあとですよ。

田村:フリーの前?

髙橋:フリーの自分の出番の前に、実は泣いてて。緊張もしてるし、いろいろ混ざって。それで勝って表彰台に立って。

――泣いてたんやね。あれは感動したよね

田村:終わった後だけじゃなくて、やる前も泣いてたんだね

髙橋:そうそう。なんか感極まったというか

――俺は出てないからわからないけど、(田村は)長野に出て、オリンピックって他の試合とは何か違う?

田村:そういうレベルの話はわからないけど、人が多いなって思ったね。

髙橋:日本ですからね。俺らのオリンピックとは全然違うと思いますよ。日本でのオリンピックなんて考えただけで怖いです。

田村:そんなことないよ、楽しかったよ。

――バンクーバーの時に俺も号泣して、2、3日たって大ちゃんと会う機会があって、「大ちゃんおつかれ!」って言おうとしたら大ちゃんがひとこと「あ、そうでもなかった」って俺に言ったのよ。俺が泣いてる映像がどこかの番組で出てて、大ちゃんがそれを見てて「あれ、賢二先生太ってる?」って思ったらしくて

髙橋:そんなこと言った?

――日本食の居酒屋みたいな所で、入った瞬間に「そうでもなかった」って

髙橋:照れやん、照れ隠し。

髙橋大輔がトップで戦えた理由

KENJIの部屋 宮本賢二さん

――ソチで日本人で初めて3つ入賞。その前のちょっとロン毛の時から連続で。史上初ってなるとやっぱり引き締まる?

髙橋:いえ、全然。やっぱり金が良かったから。あとから聞いてそうなんだーっていうぐらい。のちのち誇らしく思うかもしれないですけど。

――でも3回出てるってことは、まちがいなく12年間は常にトップでいたわけでしょ。それはやっぱり負担になったりはしないの?

髙橋:全然。1人じゃなかったですもん。ノブもいて、いろいろいて。負けないようにずっとやってきただけだから。あんまりそれが重荷とかはないです。負けたくないだけじゃないですか。

――アスリートやね

髙橋:コツコツできないことが辛かったけど。

――こうやってよく言うけどさ、実はよく考えてて、小さい努力をずっと積み重ねてるもんね

髙橋:そんなことないですよ。

田村:陰でしっかりやってるよね。

髙橋:やってないですよ、普通のことなんで。運が良かったんですよ

――運も実力のうち

田村:運を引き寄せるのは努力だから。俺、今すごい良いこと言ったな。

次回のKENJIの部屋

――コーチとして。おい話を聞け。もうおまえ酔うてるし帰り

田村:さみしくない?

髙橋:さようなら。

――ありがとうございます。田村岳斗先生も帰っていただいたので。どこかでフィリピンのボクサーにまちがえられたんやっけ?

髙橋:アメリカでね。ボクサー?って。違うし。夏はたいがい黒いからね。

◆フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋【髙橋大輔】
» エピソード1の記事はこちら » エピソード3の記事はこちら
» エピソード4の記事はこちら

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!

フィギュア スケートの放送・配信ページへ