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三宅淳詞選手(No.3 Niterra MOTUL Z)「今までのなかで一番うれしいレースになったのかな」 | SUPER GT 2024 第2戦 富士【SUPER GT あの瞬間】
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子三宅淳詞選手(No.3 Niterra MOTUL Z)「今までのなかで一番うれしいレースになったのかな」
「あのとき、何があったの?」__ レースウィークの出来事、ドライバーに話してもらいたいと思いませんか? タフなレースを終えたドライバーに改めて話を聞く「SUPER GT あの瞬間」。2024年シーズンもレースの舞台裏に着目し、ドライバーの気持ちをコラムでお伝えします!
SUPER GT初となる3時間レースが開催された第2戦富士。予選2番手から理想的なレース運びを見せて独走での優勝を果たしたNo.3 Niterra MOTUL Z。三宅淳詞選手にとって、GT500クラスにおけるうれしい初優勝となった。今シーズンから伝統チームで戦うことになったルーキーには、どんな富士戦だったのか。戦いを振り返ってもらう。
── GT500クラスへのステップアップ2戦目にして初優勝。改めて今の気持ちを聞かせてください。
三宅淳詞(以下、三宅):チームも僕も優勝を目指して精一杯がんばっているなか、僕自身、GT500クラスにステップアップして2戦目で優勝できるとは思ってなかったので、正直びっくりしました。シーズン前のテストではドライコンディションが少なくて、今回はドライでしたのでちょっと不安要素も多かったんですが、予選も決勝のペースも本当によかったし、チーム力はじめ、(コンビを組む)高星(明誠)選手のセッティング能力、僕に対してのアドバイスなどにも助けられたと思います。
── 公式練習から調子が良く、チームとしては予選トップを狙っていたと思います。Q2担当の三宅選手のフィーリングはどうでしたか?
三宅:富士(スピードウェイ)でGTAの公式テストが3月にあったのですが、僕はドライ(コンディションでの走行)を担当できず、結構不安要素がありました。でも公式練習の段階でクルマのフィーリングもよく、それで僕自身も攻めることができたので、予選に向けての不安はなかったのかなという印象があります。GT500クラスの専有走行でも高星選手が2番手タイムを出されたので、クルマのパフォーマンスが高いことはわかってました。ユーズド(タイヤ)でアタックすることに関しては違和感なくできるのですが、ただ、やっぱりABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や電子制御のアシストがないので、いきなりアタックするのはちょっと難しいという不安は正直あります。でも、高星選手のQ1のアタック終わった後、タイヤの状況であったり公式練習から予選に向けてのトラックコンディションの変化などもしっかり細かくアドバイスしていただいたので、本当に落ち着いて自分の走りができたと思います。
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