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モーター スポーツ コラム 2024年4月26日

中山雄一選手(No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra)「何回か危ないシチュエーションがあって、そのたびに心拍数が上がった」 | SUPER GT 2024 第1戦 岡山【SUPER GT あの瞬間】

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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── 岡山の観客席はコースとの距離が近いので、ものすごく喜んでいたはず。見応えあるバトルでした。

中山:Cパドックあたりの観客席ですよね!? リボルバーやパイパーとか、(レッドマンとホッブスのコーナーが連続する通称)“ダブルヘアピン”の真ん中辺りはすごくコースと近い。僕らの(移動車両用の)駐車場もそこだったので、そこからサーキットを見ると、「こんなに近いんだね、ここで見てたら楽しいね」って脇阪(寿一)監督とも話してたんです。岡山はすごくコースと観客席の距離が本当に近いんで、迫力がすごいですよね。それに、1コーナーや最終(コーナー)ひとつ前のマイクナイトとかはクルマの下面が結構擦るんです。スキッドブロックが擦るので、その“カカッ”ていう音とかスポイラーの横に金属がついてるんですが、そこから飛ぶ火花とかよく見えると思います。岡山では迫力があるんで、結構楽しいと思いますね。

── そういう見せどころでバトルができたのは、ドライバーとして自身も嬉しいのでは?

中山:できれば、僕が追い上げる方でテレビに映りたかったんですけどね(笑)。36号車をうしろからずっと追い続けるみたいな画が良かったんですけど、“防戦一方”みたいな感じの画になってしまって。でも、今回はしっかり順位をキープできたし、最初から最後までの50周をほとんどプッシュしてたんで、タイヤがいつ垂れるかっていうことも結構そわそわしながら走ってたんです。でも、最後の最後まで本当に持ってくれて。タイヤもクルマもほんとにいい状態だったので、そのなか僕もいいパフォーマンスをすることができました。

── タイヤの話が出ましたが、タイヤ選び含め、気温が上がった決勝でのマネージメントは大変でしたか?

中山:あのぉ、(サーキットに持ち込む)タイヤを決めるのって、(レース開催)1ヶ月ぐらい前にどんなタイヤを持ち込むか、ハードなのかミディアムなのかソフトなのか、もっともっと選択肢は細かいんですけど、そのなかでどういうのを持っていこうかっていうことを話し合うんです。でも1か月後の天気がどうなるかなんて全然わかんない、っていう感じですね。SARDとしては気温は20度ぐらいで、路面温度は30度から40度ぐらいを予測してタイヤを選んだのですが、いざ(蓋を)開けてみたら日曜日は(気温が)25度か26度ぐらい上がって、路面温度は48度かな? もう想定より10度ぐらい路面温度が高くなってしまったんで、持ってきたタイヤがもう柔らかくなっちゃったんですね。なので、レース後半、タイヤのグリップがより落ちやすい状況になっちゃって。しかも前半スティントの関口選手が走っているときって一番温度が高いのですが、そこでのパフォーマンスも「タイヤがぐにゅぐにゅして走りづらい」っていう声が出てました。(ユーズドタイヤで走行した)関口選手は30周でピットインして、僕は50周走らなきゃいけないから、さらにもう20周あるわけです。そこでどれぐらいグリップが落ちるのか、ヒヤヒヤしながら走ってました。

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