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モーター スポーツ コラム 2024年3月19日

「僕にはこれしかない」山本尚貴、175日ぶりの“フッカツ”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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「怪我のこともありますけど、とにかく(ナカジマレーシングで)4年目のチャンスをもらえたので、何とか(チーム総監督の)中嶋悟さんのためにも、良いレースをしたいなと思いました。中嶋さんにレース後『よくやった』って言ってくれたのはすごく嬉しかったです」

山本のパルクフェルメインタビューで感動的な雰囲気に包まれた鈴鹿サーキット。とはいえ、冷静に振り返ると、レース復帰はおろか後遺症が残る可能性もゼロではないほど大きな怪我だった。手術という選択はもちろん、ここまでのリハビリも我々の予想を超えるほど厳しいものだったというのは想像に難くない。

それでも、レースに復帰することを諦めなかった原動力は何なのか? 

「僕にはこれしかないので」

山本はすぐにそう答えた。

「この世界で生き抜きたいし、僕からレースを取ったら何も残らない。やっぱり辞められないし、まだまだトップを目指して頑張りたいという火は消えなかったので、ここまでやれたのかなと思います。さらに火がついた感じがするので、もっと上目指して頑張ります」

「本当に手術してくれた先生、病院でケアしてくれた皆さん、あとトレーナーさんや家族、チームのみんな……本当に頭が上がらないです。みんなのおかげで獲れた3位だと思います。この体に戻してもらえたので、あとは自分の力で、優勝目指して頑張りたいなと思います」

山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)

とはいえ、本来の状態に完全に戻ったわけではないとのこと。100%のパフォーマンスに戻すべく、トレーニングに励む日々が続いていくという。

「パフォーマンスは(100%に)戻りきっていないんですけど、ここから先は時間が解決できるのか一生付き合っていかないといけないのかは、ちょっと僕も分からないんです」

「でも、今年は悔いなく出し切るというのが自分の中のテーマ。『痛くても、我慢すれば速く走れる』ということが分かったので、ここから体を事にしながら、また元のパフォーマンスにしっかりと戻せるように準備したいですし……『まだやれるな』というのが分かっただけでも、大きい収穫だったなと思いました」

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