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モーター スポーツ コラム 2024年3月8日

2024スーパーフォーミュラ開幕戦プレビュー|実質“冬の鈴鹿”で迎える開幕戦で勢力図が変わるか? 注目のJuju、デビュー戦での課題は?

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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これに対し、チームタイトル3連覇を狙うTEAM MUGEN。公式合同テストでは上位につける場面があったほか、ドライコンディションとなった2日目には決勝レースを想定したロングランのテストを淡々とこなしていた。この抜かりない準備が、開幕戦でどう発揮されるのかも、目が離せないポイントだ。

各陣営とも「開幕戦のコンディションに合わせられるかが、一番重要」という結論に至っているようだが、例年の開幕戦とは異なる勢力図になりそうな予感が……少なからずあるのは確かだ。

いずれにしても、スーパーフォーミュラは年間7大会(全9戦)ということで、シリーズチャンピオンを獲得する上で“流れを引き寄せる”というのは、とても重要な要素だ。過去のシーズンを見てきても、開幕戦で勢いをつけたチームとドライバーが、そのままチャンピオン獲得に突き進んでいくことが比較的多い。

今年は国内トップフォーミュラで21年ぶりに前年チャンピオンが不在となり、空席となったカーナンバー1を奪い合うシーズンとなる。その主導権を誰が最初に掴み取るのか……本当に面白い開幕戦となりそうだ。

【世間も大注目の18歳ルーキーJuju、“デビュー戦での課題”】

Juju(TGM GrandPrix)

今シーズンのスーパーフォーミュラで一番注目を集めているのが、日本人女性ドライバーとしては初めて同シリーズに参戦をする18歳のJuju(TGM GrandPrix)だ。ヨーロッパで経験を積み、昨年はジノックスF2000フォーミュラ・トロフィーでチャンピオンに輝いた。そして2024年は大きなステップアップをすることとなり、今やF1に最も近いカテゴリーのひとつと言われているスーパーフォーミュラへのフル参戦が決まった。

開幕戦を迎える時点では、現役女子高校生ということで、テストの時から複数の地上波テレビ局や新聞社、一般スポーツメディアも現地取材に駆けつけた。もちろん、メディアミックスゾーンでは他の全ドライバーよりも多くの報道陣が連日コメントを求めて彼女を囲んでいた。

Jujuは、昨年12月のルーキーテストで3日間6セッションにフル参加し、合計で192周(SFで約6レース相当)を走破。2日目午後のセッション4では1分38秒539のベストタイムを記録し、トップの小林可夢偉(Kids com Team KCMG/1分36秒296)から2.2秒差につけ、多くの関係者からも比較的良い評価が聞こえてきた。

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