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モーター スポーツ コラム 2024年3月5日

「まずは1勝したい」その言葉に込められた覚悟と想い……牧野任祐、勝負の2024SF開幕戦へ

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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いざ2日間のテスト走行が始まると、それは結果にも現れる。ウエットコンディションとなった1日目は午前・午後ともに2連続でチームタイトルを獲得しているTEAM MUGEN勢を上回りトップタイムを記録。2日目は前日の雨の影響でセッション前半はダンプコンディションだったが、路面が乾いた後半でタイムを上げていき、1分37秒455をマーク。2番手以下に0.294秒の差をつけた。

公式テストでは安定した速さをみせた牧野

テストでは各陣営がそれぞれのメニューをこなしながらタイムを記録するため、今回の開幕前テストの序列がそのままシーズンの勢力図になるとは限らないが、各セッションでトップにつけているということは少なからず重要なこと。そこにこだわっていたという訳ではないだろうが、牧野の走りから“今年は絶対に結果を残す”という鬼気迫る雰囲気があったように感じられた。

「今回のテストでは僕たち5号車のパッケージが抱えていた問題を解決するように取り組んでいましたけど、一番手応えは感じられて、開幕に向けてすごく楽しみなテストになったのかなと思います。冬のテストはいつも速いですけど、昨年の夏に行われたテスト以降は暑い時期も良くなっています。鈴鹿は得意なコースですし、まずは開幕で良いスタートができるようにしたいです」

牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

例年になく大きな手応えを掴めているのか、自信に満ちている表情で語る牧野。彼のコメントにもある通り、昨年夏のテストからダンディライアン勢が調子を上げているのは確かで、このまま行けば今シーズンのチャンピオン争いに絡んでくる存在になりそうだ。

それでも牧野「チャンピオンを目指していきますけど、まずは初優勝を目指して頑張りたいです」と、国内トップフォーミュラで1勝目を挙げるということに強くこだわりを持っていたのが印象的だった。

チーム移籍や注目の新人ドライバーも多く、新たな勢力図が形成されそうな予感の2024年シーズン。その中で牧野は、開幕戦の優勝候補の1人となることは間違いないだろう。

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文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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