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モーター スポーツ コラム 2023年10月5日

野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)「浮き足立つことなく次に向かうことができる」 | SUPERGT 2023 第6戦 SUGO【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)

野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)

レースウィークの出来事をドライバーに振り返ってもらう「SUPER GT あの瞬間」。2023年シーズンも引き続き、どんなドラマがあったのか、その心境などをコラムにしてお届けします!

GT500クラスデビューを果たした2015年以来、ARTAから参戦を続ける野尻智紀選手。9シーズン目となる今年は、大湯都史樹選手を新たなる“相方”として迎え入れ、コンビでの初勝利を目指してきた。シーズンも終盤に向かう中で迎えたSUGOでは、待望のポールポジションからスタートを切ると、優勝を巡ってトップ争いを展開。激しい攻防戦の末に2位チェッカーとなるも、ライバルの失格によって繰り上げ優勝に。どのようなレースウィークだったのか、振り返ってもらった。

── SUGOでは開幕戦以来の表彰台でしたが、のち、繰り上げ優勝に。当日はどういう形で知りましたか?

野尻智紀(以下、野尻):あの日は、(レースで)完全に力負けしたなという感じの2位でした。改善するポイントもたくさんあったんじゃないかなという反省というか、そういう思いともに帰っていたんですが、そもそも、道が渋滞していて、サーキットから外に出るまでものすごい時間がかかったんですよ。(クルマの)ナビを見たら、(サーキットから最寄りの)村田インターチェンジから東北道ではなく、“常磐道経由で帰って”と言われたので、岩沼とか名取の方に抜ける道で帰ろうとしていました。もう7時ぐらいになっちゃったんで、『ご飯食べましょう』っていう感じになって……。ご飯を食べながら妻とLINEをしていたら、『なんか、まだ結果が出てないね』みたいなことを(妻が)言って。『そうなんだ』みたいな感じで(LINEを)見てたら、7時25分あたりに出た(規則書に追加や変更がある場合発行される)ブルテン(※1)……“17号車(Astemo NSX-GT)が(再車検不合格)”っていうブルテンがあったんです。ちょうど、妻とLINEしてた時……(7時)29分くらいに教えてくれて。で、チームの田中洋克監督に連絡したら、『そうなんだよ』っていう話で。その時は、まだエンジニアとかも知らないぐらいだったんで、“(繰り上げ優勝を)早く知ることになったな”という感じでした。そこからいろいろ連絡を取り合って、まだみんながサーキットにいるっていうことだったんで……。(居た場所から)15分、20分ぐらいで(サーキットに)戻れるんで、“戻ろうか”っていう感じで戻り、写真だけ撮って……みたいな流れでしたね。

※1:レース後の車両検査において、トップチェッカーを受けたNo.17 Astemo NSX-GTに対し、スキッドブロック厚み規定違反による不合格と判定。午後7時25分、SUPER GTエントラント宛に「公式通知No.28」(SGT決勝レース終了後 車検結果について)を公示、午後8時5分には正式結果が発表され、No.8 ARTA MUGEN NSX-GTの優勝が確定した。

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野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)「浮き足立つことなく次に向かうことができる」 | #SUPERGT 2023 第6戦 SUGO【SUPER GT あの瞬間】

── 当日は、新幹線ではなくクルマでの移動だったのですね。

野尻:元々、新幹線で帰る予定だったんですけど、後輩がFIA-F4に出ていたので、『じゃあ、一緒に帰るか』って。いろんな話をしながら帰ろうと思って、クルマに乗せてもらったんです。そういうのもあって、たまたまサーキットに戻れた感じでしたけど、なんか、ほんといろいろ不思議なことがたくさん重なってね。メカニックだったりチームスタッフのみんなと(優勝トロフィーを囲んで)写真も撮れたし。初優勝のメンバーもいたので、そういったところ含めても、(その場に)いるのといないのとでは多少違うかなと思うので、(サーキットに)帰れてよかったなと思いますね。

みんな、(繰り上げ優勝という)複雑な思いは、当然持ち合わせてたかなとは思うんです。ただ、こういったこともレースのひとつだし、今回の結果に100パーセント満足することなく、また次に向かって、それぞれが向上心を持って戦っていける、いきやすい状況なんじゃないかなと思います。負けたけどポイントは満点を獲れたんで、浮き足立つことなく次に向かうことができるっていう、ポジティブな面も実はあったりするのかなという気はしますね。

── ARTAとしては、前回の鈴鹿で16号車が優勝。チームとしてはいい風が吹いていました。SUGOを前に、『自分たちも結果を!』という気持ちが大きくなりましたか?

野尻:そうですね。開幕から(の流れ)を辿っていくと、開幕戦で僕らが表彰台(3位)に乗って、多分、16号車の福住(仁嶺)選手と大津(弘樹)選手のふたりからしたら、“先に表彰台に乗られちゃったな”という思いはあったと思うんですよね。その後も、どちらかというと、僕らの方が前を走ってるレースもあったりして、そういった意味でも、彼らも“なんとか(結果を……)”という思いがやっぱりあったでしょうし。残念ながら、先に勝ったのは16号車の方でしたけど、そういった結果があったから、さらに僕たちは頑張んなきゃっていう思いがさらに強くなったし、8号車のメンバーとして考えると、さらに団結力が深まったところもあったのかなと思います。2台いることの強みっていうのはたくさんあると思うんですけど、相乗効果みたいなものも多分あったんだろうなと思いますね。

── サーキットでの走行が始まると、『今大会は8号車に注目!』という場内放送が続くなど、周りの期待も大きいものでした。

野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)

野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)

野尻:そうですね。まあ、“煽り”は多かったですよね。事あるごとに『今週は8号車だね』って言われ続けてたんで。実際そうなんですけど、“もうちょっと違う言葉選びしてほしいな”って思いましたけどね(笑)。まあでも、そういったものがあって力を出せるか出せないかは、結構大きいかなと思うんで。今回はそういう声がある中で、割と力は出し切れたのかな。自分たちにとっては良かったと思うし、今後、残り2戦に繋がるポイントでもあったかなと思います。

── 自身が担当したQ1では、役目を果たしたという感じですか?

野尻:僕の場合は、やはり(サクセスウェイトがライバルよりも)軽いっていうことが当然あったので、順当に行けば(Q1は)通るっていう感じですけど、でも、SUGOってコース幅が短いので、予選Q1では何が起こるかわからないなっていうもありました。あと、土曜日の朝のフリー走行(公式練習)では、あまり調子が上がらなかったので、(Q1を)通れるかなという不安もあったんですが、いろいろとチームも対策してくれました。クルマの方はかなりポテンシャルが高かったので、しっかりとQ2に駒を進められたのは良かったですね。

── Q1を6番手で通過、Q2では大湯都史樹選手がポールポジションを獲得しました。インターバルでセッティングの調整などは行なったのでしょうか? また、Q2をどのような思いでご覧になりましたか?

野尻:Q1からQ2にかけての調整はなかったですね。基本的に、十分クルマは仕上がってるような状況でしたが、もう少しピークパフォーマンスが出せそうだったんで、車高をもうちょっと下げてみたり、微々たる調整はあったんですけど、大幅な調整はしなかったですね。大湯選手が、いつもどおり思い切って行ってくれるだろうと思ってたんで……。どんなタイムが出るのかなという、そんな期待感とともに見てました。とはいえ、本人はやっぱり前戦の鈴鹿のこと(※2)があったのか、多少、“置きに行った”(無難に走った)ところはあったようです。時と場合だと思いますが、予選ってそれぐらいの気持ちで行ってる方がいい場合もあるので。ちょっとでも何かクルマに不安があるような時は、気持ちだけが先走っていってしまっても良くないですしね。今回は、そういった意味で、彼もちょうどいいメンタルのバランスが取れてたんじゃないかなという感じでした。

※2:第5戦鈴鹿の予選では、まず野尻がQ1をトップ通過。Q2を担当した大湯は、セクター1で最速タイムをマークしたが、先のデグナーカーブで挙動を乱してコースオフ。走路外走行となり、当該ラップタイムが抹消された。結果、セカンドベストタイムが採用され、予選7位に。

── “先輩”ならではの見解です。

野尻:いや。でも本当はドライバーって、なんかこう……“カッコつけたがり”なところもあるんです。思いっ切りアタックして、“自分の力で(ポールポジションを)もぎ取ってきたぜ!” みたいな、そういうものが欲しかったりするんで……。どうしても気持ちが入りすぎてしまう。特に、前戦の鈴鹿のような予選では、誰しもが起こしてしまうようなこと(攻めのアタック)だったと思うんですが、自分の中で、そういうギリギリの戦いがあるんです。(大湯は)前戦を踏まえて、いい走りがさらにできるようになったんじゃないですかね。チームメイトですけど、ものすごい能力の選手だなと思うし。いやぁ、負けてらんないなっていう感じですね。

── 身近に、そういうパフォーマンスを見せてくれる若手のドライバーがいると、刺激を受けますね。

野尻:こそこそと彼の技を盗みながら(笑)、なるべく同じような走りができるように……みたいな部分で、チームメイトとしてやらなきゃいけないことがあると思うんで。“彼はどういうことを考えて走ってるのか?”みたいな部分は、オンボード映像を見ながらこっそり考えて、それが彼の本当の真意かどうかはわからないですけど、なるべく理解して同じように走りたいなみたいなところはありますね。聞いても絶対教えてくれないんで、あいつは。こっちが盗むしかないって感じですね(笑)。

── 迎えた決勝。チームの戦略はどのようなものでしたか。また、今回は野尻選手がスタートドライバーを担当しました。

野尻:今回のSUGOについては、レース距離が300kmでしたので、従来通りのレースフォーマットで、あまり引っ張る……前半スティントを引っ張って長く走ることは考えず、なるべくミニマム……ドライバー規定(の周回数)をクリアしたら、もうピットインするっていうような……どのチームもそれは一緒だと思うんですけど、そういう方向性の戦略を採っていました。僕らは予選のタイヤも、結構柔らかい側を使ってたんで、前半はそんなに引っ張っても旨味はない。プッシュして、とにかくタイヤを使い切って……っていうのが、僕の前半スティントの役目でした。しっかりとギャップは築けた(ピットイン前周の31周終了時、2位との差は約10秒弱)んで、良かったかなと思いますね。

── 32周を終えてピットイン。その翌周ピットインした17号車と比較しても、やや作業時間が長いようでしたが、この理由は?

ピットインする8号車

ピットインする8号車

野尻:まだ100%の解析が出揃ってるわけでもないのですが、ただ、いくつか要因はあったかなと。タイヤ交換に少し時間がかかった部分もありましたし、あとは、(うしろを走っていた)17号車は(搭載するサクセスウェイトとの兼ね合いで)燃料(流量)リストリクター(調整)も入っているので、燃費が良くなって、余分な燃料を使わなくなる。そういった、“ちょっとの積み重ね”で給油時間の違いが出るんです。あとは、燃料給油タワーからクルマに燃料を注ぎ込むわけですが、その時のスピード……流速と言われてる、“1秒に何リッター、クルマに(燃料を)足せるか”っていうところが、多少違ったりしたのかなという感じがあります。また、見た目には、僕のスティントで10秒ぐらいギャップがあったように見えたんですけど、僕が(ピットに)入る直前は、GT300の車両が新品タイヤで続々とピットアウトしていて……。(タイヤが)冷えてる状況では(クルマが)どういう動きをするかわからないし、やっぱり、向こう……GT300の車両も、狭いSUGOで避けたくても避けられないっていう状況が発生してしまって、僕もだいぶタイムを落としたなというところはあります。なので、見た目というか、実は皆さんが思ってらっしゃるよりも、ギャップが少ない状態でピットインを迎えてしまったような状態でした。

── その後は17号車とのバトルが続く中、大きなアクシデントが発生し、セーフティカーランから赤旗中断に。再開後は、再び17号車との激しい攻防戦を展開しました。野尻選手はこの様子をどんな気持ちで見守っていましたか?

野尻:大湯選手のスティントでも、僕と同じソフト側のタイヤを選択したんです。なんでかって言うと、ソフトタイヤだと、確かにちょっと後半厳しくなると理解は全員がしてたんですが、ただ、レースウィークで、ハード側のタイヤをあんまり試してなかったんですね。実際、土曜日の時点で大湯選手も、『(硬めのタイヤの)フィーリングは良くないと』言ってたし。それなら、柔らかい側のタイヤをつけて、 確実にトップに出れるような戦略で……硬い側のタイヤをつけてしまうと(タイヤ交換後、アウトラップでのタイヤ)ウォームアップにすごく時間がかかったりだとか、そういった部分でトップに戻れない可能性も出てきてしまうようなところがあったので、確実に(トップでコースに)戻れるように、柔らかい側を選択したんです。ただ、(大湯のスティントでは)予想に反して2番手でレースを進めることになってしまったので、そこが、自分たちにとって大きな誤算だったところですね。でも、セーフティカー明けとか、そういったポイントポイントでは僕らの方が優勢だった状況もあったし、その中でなんとか大湯選手が17号車をオーバーテイクしてくれたんで、あの瞬間はかなりピットは盛り上がりましたね。

ペース的には、やっぱり15周〜20周ぐらい経つと、(17号車に対して)かなり劣勢になって……。でも全車を見ても、そこまで速いペースを刻めてはなかったと思うんですよね。なので、(大湯は)よく耐えてくれたし、最後まで集中を切らさず走ってくれたなという思いはすごくありますね。大湯選手としては、17号車にパスされた時に若干の状況判断の誤りがあったと思うんです。そういったこともかなり悔しがっていました。でも、本当に今ある自分の力をすべて出し切って帰ってきてくれたんだなという、そんな感じでした。

よく言われますけど、当然ながら、GT300車両が次のコーナーで重なるなとか、何個先のコーナーで重なるなっていう、そういうイメージは(レース中に)してるんです。右から抜くのか左から抜くのかっていうのは、ああいうSUGOの最終コーナーのような、回り込んでるようなところで言うと、なかなか状況判断が難しかったりします。あとは、やっぱり(状況的に)劣性だったことを彼も瞬間瞬間(のバトル)でわかってたと思うんで、少しでもリスクを負って外側からGT300車両を抜きに行って、ちょっとでもうしろとギャップを開きたいっていう思いがあったと思います。状況が劣勢だったっていうことが、ああいうミスみたいなものを誘発してしまいやすいというか……。そういった状況にあったのかなと思うんですけどね。まあでも、あれはしょうがないかなという気がします。むしろ、よくあそこまで耐えたなという感じですね。

野尻智紀選手と大湯都史樹選手

野尻智紀選手と大湯都史樹選手

── 内容的には悔しい結果に終わりましたが、レース直後、『まだまだ僕らは上に行けることが今日のレースで分かった』とコメントしていました。これは、今回のレースで新たな気づきがあったという意味ですか?

野尻:僕の後半のスティントで、クリアな1周が取れた時に“これ以上ペースは上がらないから”っていう話をチームにはしました。つまり、これ以上は僕のペースは上がらないから、周りに対して遅かったとしても、もう僕はペースを上げる余地がないので、“期待はしないでね”という意味合いで話をしたんです。そういうやり取りを(無線で)しながら、じゃあ、どのタイミング(でのピットイン)がベストかを……(考えた)。もうちょっと(ピットインのタイミングを)伸ばせるんじゃないかっていう期待をピット側がしてしまうと、間違った判断にも繋がりやすいところもある……そういう話をしてたんです。結果論でしかないのかもしれないんですけど、もうちょっといいタイミングもあったと思うし、そういった部分では、チーム側も常にベストなタイミングを探さないといけないので。ドライバーとのコミュニケーションの取り方もそうですし、そういう部分でもうちょっと工夫が必要だったところはあったのかなという気がしますね。

あとは、目に見えて逆転をされてしまったので、その辺もより課題として認識する部分なのかなとは思いますね。あそこ以外でも、タイヤ選択はじめ、レースへの“プロセス”の部分で何かできることがもうちょっとあったのかなと。SUGOのレースウィークでは、予選が良かったから、それはポジティブなことなのかもしれないですけど、一方で土曜日にロングランのテストができなかったんですよね。フリー走行(公式練習)で調子が良くなかったっていうところがあったんで……FCY(フルコースイエローの練習)の時間もショートランの予選向けのセットアップの確認をやっていました。その辺も、レースに対してはネガティブな要素になってしまったかな。とはいえ、そういうことがあった結果、(改善して)ポールを獲れたのかもしれないですけど、もうちょっとセッション中の進め方含め、うまくやれたところはあるんじゃないかなという気がします。 とにかく、すべてを噛み合わせるようにやっていかないと、残り2戦でしっかり結果につながらないと思います。 自分たちのマイナスな部分がないようにしていかないといけないですよね。

── 次戦のオートポリスは、サクセスウェイトが半減します。8号車としてどのような戦いをしたいか、意気込みを聞かせてください。

野尻:(ポイントランキング暫定トップの)3号車(Niterra MOTUL Z)が、ちょっとポイント的に抜けてて(差が開いている)。それ以外は、何がなんでも勝たないとっていうチームがすごい多いと思うんです。特に僕たちの近辺にいる中団グループのチームは、何がなんでも勝ちに来ると思いますね。その中で優勝できたら、シリーズに向けても流れが大きく変わってくるんじゃないかなと思っています。 前回もかなり正念場ではあったんですけど、次もまたそういう戦いがやってくるなという感じです。なかなか気を抜けない終盤戦……まあ、毎年そうですけど、より自分たちの力を100%出さないと結果に繋がらないと思うので大変ですね。どのチームもみんな言ってますけど、450kmのオートポリス(でレースを)やったことがないので、どういうレースになるんだろうなっていうところが難しいポイントですね。

── では、最後にこの企画恒例である「24時間以内のちょっとした幸せ」を教えてください!

野尻:昨日(9月24日)、サーキットでダメだったからなぁ。実は、昨日(富士スピードウェイで開催された)インタープロトだったんですよ。結果が良くなかったんで、あんまり幸せなことがないな(苦笑)。直近、24時間ですよね……。朝、子供に起こされたぐらいですかね。『もうちょっと寝たい』って言いながら、子供に起こされて……。もうちょっと寝たいですね(笑)。ま、でも(子供に起こされという)幸せがありましたね。最近、なんかレースの結果を見るようになって。優勝した時は、あんまり言ってくれないんですけど、ダメだった時とかビリだった時は、『またビリだったね』って言うんですよね(苦笑)。 今日も言われました(笑)。

文:島村元子

島村元子

島村 元子

日本モータースポーツ記者会所属、大阪府出身。モータースポーツとの出会いはオートバイレース。大学在籍中に自動車関係の広告代理店でアルバイトを始め、サンデーレースを取材したのが原点となり次第に活動の場を広げる。現在はSUPER GT、スーパーフォーミュラを中心に、ル・マン24時間レースでも現地取材を行う。

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