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モーター スポーツ コラム 2023年9月21日

来季WSBK昇格決定のブレガが王座へ突き進む! | FIM スーパースポーツ世界選手権2023 第10戦 アラゴン(スペイン) プレビュー

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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しかしながら、WSBKは上がってすぐにチャンピオンを争えるような簡単なレースではありません。経験豊富な名手たちの集まりです。WSBK昇格を決めても、やはりブレガのキャリアにとって必要なのはWSSPのワールドチャンピオンという称号。そしてチャンピオン争いに勝つという経験です。何がなんでもタイトルを手にするのだというブレガの走りはきっとWSBKにも活かされていくので、フルプッシュの走りに期待です。

一方で、追うステファノ・マンジー(ヤマハ)はフランスで2位と3位の連続表彰台を獲得。しかし、ブレガにポイント差を広げられてしまいました。ここまで9戦18レースで最もラップリードを稼いでいるのはニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)=203周。2位はステファノ・マンジー(ヤマハ)=40周ということで、今季のポイント以上に両者の差は歴然とついている状態です。

フランスでそんな2人の間に割って入ったのはバレンティン・デブイース(ヤマハ)です。地元フランスのチーム「GMT94」からの参戦で、彼自身もフランス人ライダー。これまではスポット参戦のライダーでしたが、今季はフル参戦。母国フランスでWSSPではキャリア初表彰台。しかも連続で取るという地元パワーを見せつけました。

そして、日本の岡谷雄太(カワサキ)は鈴鹿8耐で走り込んだ効果か、今季ベストの18位でレース1を終えました。初の600ccマシン、カワサキZ X−6Rでなかなかタフなレースが続いていた彼ですが、ポイント獲得まであと少しのところまで来たので、昨年もWSSP300でトップ争いを展開したモーターランドあアラゴンで更なる結果に期待したいですね。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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