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モーター スポーツ コラム 2023年9月7日

福住仁嶺選手(No.16 ARTA MUGEN NSX-GT)「チーム全員、やっと同じ気持ちの中でレースができた」 | SUPERGT 2023 第5戦 鈴鹿【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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16号車 ARTA MUGEN NSX-GT 福住仁嶺/大津弘樹

16号車 ARTA MUGEN NSX-GT 大津弘樹(左)/福住仁嶺(右)

レースウィークの出来事をドライバーに振り返ってもらう「SUPER GT あの瞬間」。2023年シーズンも引き続き、どんなドラマがあったのか、その心境などをコラムにしてお届けします!

今シーズンから2台体制となったARTA。福住仁嶺選手と大津弘樹選手が新たにコンビを組み、“黒のARTA”_16号車をドライブすることになった。シーズン前半はレースで速さを見せつつも結果が残らず、歯車が噛み合わない戦いが重なったが、後半戦の初戦となる鈴鹿でついにポール・トゥ・ウィンを達成! 待望のコンビ初優勝を遂げた。レース中は“心配事”を抱えての走行にもなったという。どのような気持ちで戦い、トップチェッカーを受けたのか。

── GT500クラスで自身初のポール・トゥ・ウィン達成です。改めてお気持ちを聞かせてください

福住仁嶺(以下、福住):第3戦の鈴鹿大会では、パフォーマンスとしては期待していたよりも厳しいレースだった印象でした。今回、優勝することができましたけど、そんなに自信があったわけじゃなくて。まだ(第4戦)富士の方が、自分たちの持ってるポテンシャルが高いように感じていたんです。これまで、鈴鹿は結構コンディションにも左右されることが多かったりして、第3戦のパフォーマンスを考えると、今回もラクなレースではないのかなって予想してたんです。まさか公式練習から予選と決勝と、すべてトップで終えられるとは思ってなかった。これまで、僕たちは(レース中の)ペナルティも多かったし、なかなか結果が残せそうで残せないっていうレースばっかりで。パフォーマンスと成績が合わないことばっかりだったので、今回は、チーム全員、やっと同じ気持ちの中でレースできたのかなと思います。16号車が優勝するっていうのは、約20年ぶりなんでしたっけ!? かなり久しぶりだったみたいです(※1)。まずは16号車のメンバーの皆さんと、大津(弘樹)選手の初優勝に「おめでとう」と言いたいですね。

※1:16号車としての勝利は、2003年第6戦9もてぎ以来。クルマは、No.16 G'ZOX-NSX(伊藤大輔/トム・コロネル)。

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福住仁嶺選手(No.16 ARTA MUGEN NSX-GT)「チーム全員、やっと同じ気持ちの中でレースができた」 | #SUPERGT 2023 第5戦 鈴鹿【SUPER GT あの瞬間】

── 福住選手としても、自身初となるGT500クラスでのポール・トゥ・ウィンでした。

福住:(2020年に)GT500に出始めてから8号車で走ってて、チームの皆さんのおかげで何とか勝たせていただいてます(※2)けど、今回の優勝もすごい僕の中では特別でした。16号車メンバーになって、相方もエンジニアさんも変わって……。エンジニアさんの杉崎(公俊)さんとはスーパーフォーミュラでの優勝経験があるので、SUPER GTでも一緒に優勝を分かち合えたのは、すごいうれしかったです。

※2:GT500における初優勝は、2020年第7戦もてぎ。野尻智紀とのコンビは2022年まで続き、通算4勝をマークしている。

── 一方で、今シーズンは結果を残すまで、“山あり谷あり”の状態が続きました。大きな谷も経験されましたね。

福住:“いつかは結果を残せる”とは信じていましたし、僕たちが持っているパフォーマンス……ポテンシャルっていうのは、かなり高いところにあることもわかってたんで、何事もなくちゃんといいレースができれば、結果が残るとは信じてました。

── 前回の富士では、レース後にペナルティを受けました。今回の鈴鹿戦に向け、どのような気持ちを持って臨むことになったのでしょうか?

福住:富士では表彰台圏内で結果的に終われたとはいえ(※3)、2位から3位というなんか後味の悪い終わり方だったし、連続してチームの方のミスも起きていました。もちろん、誰のせいでもなく、自分たち全員が責任を負わないといけない部分だと思っています。ドライバーもミスすることがあるし、チームがミスすることもある。そういう時でもみんなが一丸となって頑張り続けないと、結果は残せないと思っています。この前の富士のレースが大きなきっかけになったのかなと思うんですが、本当に、(ペナルティが決まった)あの瞬間のチームの雰囲気だったり、 田中(洋克チームディレクター)さんもすごい落ち込んで、何度も「申し訳ない」と言ってくださって。僕たちドライバーは別に責めることはないですし、僕自身もミスはミスと受け止め、もう次に繋げようっていう気持ちではいました。そこで、チームみんなが本当に悔しいって思わないと結果も残せないと思うし、優勝するために努力をし続けないといけないと思っていたので、今回のレースに向けては、かなりみんな努力してきたんじゃないかなと思います。みんなの“絶対に結果を残すぞ!”っていう気持ちを感じていました。

※3:第4戦富士では、予選2位からスタートして2位でフィニッシュ。だが、給油中にタイヤ交換を行なった違反行為に対し、レース後にタイム加算のペナルティを受け、3位に。

── 公式練習の後、「『予選はQ2担当』と言われてます」と話していました。Q1、Q2の担当は、どのように決めているのですか?

福住:前は、その時の流れで担当を決めていたんです。僕は、調子のいい方がどっちかに行くっていうのがいいのかなって思っていたんですけど、大津さん的には、“覚悟を決めておきたい”というか……。もうレースウィークが始まる前に、どっちがQ1に行くとか、スタートドライバーをやるとかを決めておきたいっていう要望があったんです。正直、僕はどっちでもいいなと思ってるんですけど、大津さんの希望があったので、今回は僕がQ2になって、大津さんがQ1になりました。

── なるほど。大津選手の性格の一面を見たような気がします。

福住:そうですね。正直、僕はどっちでもいいっていうタイプなんで(笑)。大津さんも速いし、お互いどっちが速いかっていうのはあまり求めてなくて、調子のいい方が良いタイミングで走ればいいんじゃないかなと思ったりもするので。でも、今回は結果的にそれがうまくいったこともあると思います。

── Q1担当の大津選手が5位で通過。Q2に向けて、何か変更は施したんでしょうか?

福住:Q1のタイム差を見て、僕自身は“今回、ポールを獲るのは厳しいな”っていうのが正直なところでした。実際にQ1が終わった段階で、(トップだった)8号車との差が0.7秒ほどあったんで、なかなかその差を埋めるのは難しいし……。Q1は大津さんが求めたセットアップで行ってて、公式練習で僕が出した(トップ)タイムの時のセットアップと異なる部分があったんです。Q2に関しては、大津さんのフィードバックも聞きながら、僕から「僕が乗っていた時に近いところへ戻してほしい」って要望を出してQ2を走りました。結果的にQ1、Q2のタイヤは同じタイプのものだったんですが、コンディションにも恵まれて、大幅なタイムアップをすることができたのかなと思います。

── 結果的に、2位とは0.037秒という僅差ながらトップタイムをマーク。自身として2年ぶりのポールポジション獲得は、どのような形で知りましたか? またその時の気持ちは?

チームの元に駆けて行く福住選手

チームの元に駆けて行く福住選手

福住:走ってる感覚からかなり手応えがあって、僕自身もうまく一周をまとめられたので、(メイン)ストレートを通過して、どうだったかって……YouTubeの方にも無線でのやりとりが出てますが、「どう?」って聞いた時に、「多分、今のところトップかな」って言われて……。うしろに24号車(リアライズコーポレーション ADVAN Z)だけいたので警戒はしてましたが、あとから話を聞いたら、(24号車の)佐々木大樹選手も失敗(走路外走行でタイム不採用)してしまったようで、大幅にタイムロスしてたみたいです。そういう恵みもあって、他車にタイム更新されることはなく、S字を走っているあたりで「ポール(ポジション)確定!」って風に言ってくださって。その時はもう本当に……なんか久しぶりのポール獲得っていうのはうれしかったです。今シーズンも富士で(ポールポジションを獲る)チャンスが2回もあったのに、大津さんも僕もドライビングでミスして、チームにちょっと迷惑をかけてしまうこともあって、本当に悔しい気持ちが多かったんで。今回、ちゃんとタイム差もあって、うまく走りをまとめられて無事にポールを獲ることができたので、かなりうれしかったです。まあ、8号車(ARTA MUGEN NSX-GT)のミス(※4)もあって……とは思うんですけど、多分、あのミスがなくても同じぐらいか、その辺のタイムが出てたと思うので、僕らができることはやりきったのかなと思います。

※4:8号車はアタックラップのデグナーカーブでオーバーラン。走路外走行でタイム不採用扱いに。

── 今シーズンからコンビを組む大津選手とは、SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール)の同期であり、ミドルフォーミュラでも一緒に戦ってたとのこと。改めて、GTでコンビを組む中、どのようなことがプラスに作用している、また、どんな影響を受けていると思いますか?

福住:今年、一緒に組むようになってからは、ふたりで結構ドライビングの話もよくしますし、大津さんが「僕みたいにに走るようにした」って言うこともあったりして……。一方の僕は、大津さんの走りを色々見たりとかするんですが、基本的には何も……(笑)。生意気なことを言っちゃうかもしれないですけど、あまり(相手のことを)気にしたことがないというか……もともと気にしないタイプの人間かなと思うんです(苦笑)。でも、昔から知ってる仲だし、お互いが気づいたことをなんでも言い合える環境というか、ふたつ上の先輩にも関わらず、僕にも普通に友達として喋ってくれてるような感じです。だからこそ、僕らがいろんなところを追い求める時に、一緒に力を合わせてやれるところが僕らの強みかなとも思います。自分も気付くことがたくさんあるので、かなりいい影響を受けてるのかなと思いますね。それに、お互い同じようなタイミングでパパになった、ってのもありますし。レース以外のところの話も……まあ、あんまり言えないですけど(笑)、そういう些細なことでもいろんな話ができる仲だと思うので、非常に楽しくレースをすることができていると思います。

── 迎えた決勝。厳しい暑さの中、タフな戦いを前にして、16号車が立てた戦略とは?

福住:基本的には、“ぶっちぎる、逃げる方向”でしか考えてなかったんですが、僕らが持ち込んで予選で使ったタイヤが少しハード側のタイヤだったので、温まりの部分がちょっと心配でした。うしろのミシュラン(タイヤ装着)の23号車の予選を見てると、タイヤの温まりが非常に良さそうだなっていうところがあって、かなり警戒する部分でもあったと思うんです。でも、大津さんのアウトラップの頑張りのおかげで、うまく作戦どおりというか1番前で走ることができました。僕としては、セーフティカーリスクを考えて、3号車や8号車がやったように早めにピットインして……っていうのを希望していました。

── 1回目のルーティン作業はフルコースイエロー導入直前の11周終わりで実施しました。

福住:ただ、早めのピットインすると、後半の燃料の関係もあって、結構戦略が取りづらかったりもすることもあるので、セーフティカーは出ないと信じつつ、最初のスティントは大津さんがドライバーミニマム(最小の規定周回数)以上走ってから僕に代わる予定でした。ただ、大津さんが130Rぐらいかシケインあたりでちょうど止まってる車両(タイヤが脱輪したGT300の6号車)が画面に映ったので、そこでうまくFCY(フルコースイエロー)が入る手前でピットインすることができて……。そこからは強制的に大津さんがダブルスティントをすることになったんですが、あのタイミングは絶妙だったし、実質、2番手の23号車に対してすごくマージンを作ることができましたね。

ただ、問題がひとつ起きてしまって。燃料を時間計算でしてしまったので、ちょっとしたトラブルがあったんです。自分たちが思ってたよりも燃料が入っていないことに気づいて……。かなり2番手にタイム差をつけていたのにも関わらず……。結果、そこから僕に代わるまで、大津さんはすごい燃費走行をしないといけなくなってしまったんですが、そのマージンがあったおかげで……(助かった)。最初は30秒以上のマージンがあったんですが、僕に代わる時は確か10何秒ぐらいまで迫ってきちゃってて。それに、僕のスティントでも「燃費走行しないといけないかも」と聞いていたので、実際にピットに入って、どこまで(ガソリンが)入るかもまだ読めない部分があったんです。

── 燃費走行の必要があるかもいれない中でコースイン、実際はその後どのような走りをしたのでしょうか?

福住:タイヤも(スタート時と同じく)ハード側のものをチョイスしたんで、(タイヤの)ウォームアップはかなり難しかったんですが、順調に走ることができていました。僕の(スティント)時も燃費走行しないといけないって、当初は言われてたので、“本当にギリギリなんだな”と思っていて、覚悟はしていたんですけど、(チームから)「もう、燃費走行しなくていいよ」って言ってくださったんで。それまで大津さんが難しいスティントをこなしてくれたので、大津さんには“燃費走行してくれてありがとう”って思ってました。そこからは、自分が出せる精一杯の力……あまりリスクを取り過ぎず、うまくGT300をかわしながら走って……。かなり神経を使いましたが、(チームに)うしろとのタイム差を教えてもらいながら自分で走りを調整して、うまくギャップをマネージメントすることができました。

── 61周目には3回目のFCYが入りましたが、あとは逃げるだけという気持ちだったのでしょうか?

福住:いや、うしろが“いる、いない”(の違いがある状態)だと、全然レースの展開も変わってくると思いますし、僕らはハード側のタイヤをはめていたっていうのもあって、ピックアップ問題も多少はあったんで……。もし、FCYとかセーフティカーが入ったとして、うしろ(のクルマ)が真後ろまで迫った時に再スタートすると、うしろにやられちゃうんじゃないか(抜かれるのではないか)と、不安がありました。あとは、ピックアップがついちゃったりとかすると、もうまったく勝負できないぐらいペースが落ちちゃうんで。FCYが出た瞬間は、毎回ヒヤヒヤしてましたね。FCY、セーフティカーのあとっていうのはブレーキも冷えますし、ブレーキが冷えるとタイヤも冷えやすくなったりするんです。やっぱり、ミシュランが後ろにいる(23号車)っていうところが一番警戒してる部分ではあったので、本当に何事もなく(レースが終わって)良かったです。とにかく“FCYで終わってくれ!”って思ってて。もうずっと祈ってました。“セーフティカーは出るなよ”って。

だから、逃げるために、残り10周ぐらいまではかなりプッシュしてました。ただ、そのあたりからだいぶ気持ちとしてもラクになったし、もう残り5周になると、セーフティカーが出てもこのままゴールで終わるだろうって、結構頭の中では計算もしてましたが、最後まで何が起こるかわからないのがレースなので、“頼むから、何もトラブルとかペナルティとか出ないでほしい”っていう気持ちもありつつ最後まで走って、無事にチェッカーを受けた時はひとまず安心というか……。それに、レースが終わっても、正式に(結果が)出るまで何が起こるかわからないことがいっぱいあるので……(苦笑)。とりあえずどういう結果であろうが、トップでチェッカーを受けたっていうことには変わりはないので、そこは素直にチームとみんなで喜び合って……と思ったんですけど、無線の調子が悪くてまったく向こう(チーム側)の声が聞こえず、結構ドタバタだったんですよね(笑)。

── クルマを降りてからは、大津選手としっかり抱擁していましたね。

福住:ピットというか、ホームストレートに帰ってきても……鈴鹿ではトップ3は観客席側に戻ってくるので、あそこに戻ってきても誰もチームの方がいないんで(笑)。とりあえずひとりで喜んで、そこから早くみんなで“イェーイ!”ってやりたいのに、なかなか誰も来てくれない感じでちょっと寂しい時間はあったんです。大津さんも初優勝だったので、大津さんが来てくれたので、素直にふたりで抱き合って……。本当にいい時間だったなと思います。

── 今シーズンでラストランになるNSX-GTで、ホンダのホームサーキットである鈴鹿サーキットの表彰台の真ん中に立ちました。どんな景色が目の前にありましたか?

福住:NSX最後の年っていうのもわかってましたし、あとは、終わってから気づいたんですけど、(NSXーGTは)2018年以来、鈴鹿で優勝してないっていうのもあったみたいで(※5)。本当に、チームだけじゃなくて、ホンダさんはじめ、ファンの皆さんにもかなり恩返しできたのかなっていう感じでした。

※5:NSX-GTによる鈴鹿戦優勝は、2018年第3戦以来。クルマは、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)。

16号車 ARTA MUGEN NSX-GT

16号車 ARTA MUGEN NSX-GT

── 自身もSUPER GTで鈴鹿での優勝は初めてですよね!?

福住:初めてです。もうひとつ出てる方のカテゴリー(全日本スーパーフォーミュラ選手権)だと、今かなり苦しんでる状態だし(苦笑)。久しぶりの優勝……優勝自体は1年ぶり(※6)ではあったんですけど、前回の優勝も不完全燃焼な感じではあったんで、今回はもう予選、決勝、フリー走行すべてトップで終わることができて。自分たちに運も向いていましたし、頑張ってきて良かったなと思います。

※6:自身の優勝は2022年第2戦富士大会以来。赤旗終了による優勝かつハーフポイント獲得という結果だった。

── 迎える第6戦SUGOは、’21年にポールポジションを獲ったサーキットです。一方、サクセスウェイトが74kgになり、なかなかハードな戦いにはなると思いますが、ランキング3位からどのような戦いしたいと思いますか。

福住:実は僕、SUPER GTのGT500クラスに参戦するようになってから、“燃リス(燃料流量リストリクター:規定によるリストリクターのサイズダウン)”のクルマで走るのが、初めてなんですよね。今まで8号車でチャンピオン争いした時も、残り後半3戦ぐらいをババン! ってポイントを獲ってたので……。初めての燃リスで、たしか“2リスダウン”になると思うので。今までそういう経験がなかったので。かなり……ある意味ちょっとうれしいっちゃうれしいんですが(笑)、そういうところも含め、うれしい気持ちと不安な気持ちはありますね。SUGO自体は、決勝だけで言うと去年も一昨年も苦い思い出しかなくて……。思い出したくない思い出もあるんですけど、SFで優勝したのはここだし、GT300クラスで初優勝したのもここなので。まあ、相性としては悪くないと思うので、とにかく少しでも多くポイントを獲るっていうところを目標にしたいです。9月のSUGOって、結構天候が荒れることもあって“魔物がいる”なんて言われる有名なサーキットだと思うので、ちょっとそこも味方にして、少しでも多くのポイント獲りたいなと思っています。

── では、最後にこの企画恒例である「24時間以内のちょっとした幸せ」を教えてください!

福住:24時間以内のちょっとした幸せ……。ずっと先週から体調があまり良くないんで、すぐパッと出てこない……(苦笑)。もう何時間前でもいいって言われたら、やっぱり“チェッカーを受けた瞬間”って言っちゃいますけど(笑)。そうですね、自分の子供が夜中起きずゆっくり寝てくれたっていうところと、愛妻の晩ご飯、ですかね。昨日の夜ご飯も美味しかったので、そういうところがちょっとした幸せですかね。

文:島村元子

島村元子

島村 元子

日本モータースポーツ記者会所属、大阪府出身。モータースポーツとの出会いはオートバイレース。大学在籍中に自動車関係の広告代理店でアルバイトを始め、サンデーレースを取材したのが原点となり次第に活動の場を広げる。現在はSUPER GT、スーパーフォーミュラを中心に、ル・マン24時間レースでも現地取材を行う。

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