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モーター スポーツ コラム 2023年7月19日

HRCの速さは当然!伏兵はAstemoとオートレース宇部?〜鈴鹿8耐合同テストを終えて〜

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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「#76 オートレース宇部 Racing Team」は新規参戦のチームながら、6月のテストではトップタイムを獲得。津田拓也が全日本で走らせるマシンはデータが揃ってきて、鈴鹿8耐に向けて仕上がってきている様子です。津田と組むライダーはスーパーバイク世界選手権に参戦中のハフィス・シャーリンとイギリスのスーパーストック選手権に参戦するダン・リンフットの2人。スズキで鈴鹿8耐に出た経験があることからオファーを受けたようですが、共に2分8秒台をマーク。驚いたことに彼らは普段ホンダでレースをしており、ブリヂストンタイヤを履くのも初めてだったということで、彼らのアジャストがまず凄いと思いますが、それだけ乗りやすいマシンに仕上がっているということでしょう。

この「#76 オートレース宇部 Racing Team」は新規参戦の謎多きチームですが、ワークス仕様と同等のマシンを自費購入し、組み上げ走らせているという野心的なチーム。7月のテストでは津田拓也が納得できるロングランができたと語っていましたし、ちょっと伏兵になりそう。「初出場で表彰台」というチームの意気込みは決してビッグマウスな発言じゃない気がします。

「#95 S-PULSE DREAM RACING・ITEC」は全日本へのレギュラー参戦を予定していましたが、チームの中心に居る生方秀之の怪我でスポット参戦になってしまいました。しかし、この仕様のマシンを以前から使用して「第2のヨシムラ」的な見方をされてきたチームですからデータは充分にあり、去年は表彰台目前の4位フィニッシュを果たしています。今年は昨年までMoto2を走り、今年はスーパースポーツ世界選手権でランキング上位のマーセル・シュロッターが加わりました。天候不順で充分な走りこみができなかったにも関わらず、このチームも2分8秒台でペースを揃えてきていましたから、非常に強力な布陣です。

ちょっとスズキ勢の話が長くなりましたが、ホンダに話を移しましょう。ホンダはワークスチーム「Team HRC」で鈴鹿8耐の勝利を狙うのが大きな目標ですが、国内プライベーター向けに戦闘力が非常に高いホンダCBR1000RR-Rを用意しています。販売されている製品になりますので、俗にいうキット車と呼ばれるレース仕様車です。ホンダは全日本にはワークス参戦していませんが、全日本ST1000で同車が上位を独占していることからも分かる通り、エンジンのパワー含めて元々のポテンシャルが高いのです。

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