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モーター スポーツ コラム 2023年6月29日

ヤマハの巻き返し?マンジーが初優勝で勢いに乗る | FIM スーパースポーツ世界選手権2023 第6戦 ドニントンパーク(イギリス) プレビュー

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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【ハイライト】FIM スーパースポーツ世界選手権2023_第5戦 _ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(イタリア) RACE(1) & RACE(2)(300クラス&600クラス)

ランキング2位で追いかけるのは昨年まで在籍した2年連続の王者、ドミニク・エガーターのリソースを受け継いだ「Ten Kate Racing Yamaha」のステファノ・マンジー(ヤマハ)で、第5戦ミサノ・レース2でようやく初優勝を飾りました。ミサノはブレガとマンジーというイタリア人ライダーたちの優勝争いが展開され、シリーズチャンピオン争いもこの2人が主役になっていると言えます。

ステファノ・マンジー(ヤマハ)も今季は2年目のライダーですが、昨年はトライアンフからの参戦で、ヤマハに乗り換えてのレースになっています。ヤマハYZF−R6に順応してきた印象で、シーズン後半は彼の活躍に期待です。2人のポイント差は36点と大きいですが、まだまだ挽回できる差になっています。

ランキング3位にはマーセル・シュロッター(MVアグスタ)が続きます。Moto2でポールポジションや表彰台の経験があり、過去には鈴鹿8耐を走ったこともあるドイツ人ライダーで、WSSPはルーキーイヤーながらも表彰台4回を獲得しています。30歳というベテランの領域に達し、コンスタントに上位入賞を続ける彼は後半戦、勢いづいてきそうなライダーの一人です。

今回はイギリスでのレースとなるわけですが、イギリス人ライダーはWSSPには多くありません。そんな中で、苦戦気味ではありますが、タラン・マッケンジー(ホンダ)にはちょっと注目です。90年代前半にGP500で表彰台に登った名ライダー、ニール・マッケンジーを父に持つ2世ライダーで、今季は森脇緑が率いる「Petronas MIE −MS Racing Honda」からホンダCBR600RRで参戦中。

非常に小柄なライダーですが、実は彼は2021年の英国スーパーバイク選手権のチャンピオンなのです。そんなタラン・マッケンジー(ホンダ)は先日、鈴鹿8耐テストでホンダワークスのマシンに乗って走行。オーディション的なものだったと考えられ、8耐ラインナップには選ばれませんでしたが、新たな経験を積んだ後に走る母国のドニントンパークでのレースは何か浮上のキッカケとなるかもしれませんから、注目したいところですね。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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