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モーター スポーツ コラム 2023年6月27日

スーパーフォーミュラ第5戦レビュー|形勢逆転の予感

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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今シーズン2勝目を飾った宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)

スポーツランドSUGOを舞台にして行われた2023全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦。例年は“SUGOの魔物”が猛威を振るって大荒れのレースになるのだが、今回はスタート直後にセーフティカーが出たものの、全体的に落ち着いた展開で、ドライバーとチームの実力勝負となる1戦となった。

そのレースを制したのは2番グリッドからスタートした宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)だった。14周目に大湯都史樹(TGM GrandPrix)を抜いてトップに立つと、いつもとは異なり早めにタイヤ交換を済ませる戦略をとり。野尻智紀(TEAM MUGEN)や牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)など、アンダーカットを狙う車両を抑え込んだ。機転の効いた判断で実質トップの座を死守すると、後半は1分08秒~1分09秒前半のペースで周回し、最終的には2位の野尻に対して22秒もの大差をつける独走劇を披露し、今シーズン2勝目を飾った。

この走りに舘信秀監督も「今週はフリープラクティスから流れが良くて、その流れを今日に持ち込んでくれました。本当に完璧でしたね」と満面の笑みを見せていた。

舘信秀監督(左)と宮田莉朋(右)

今シーズンは各レースで上位に食い込み、初優勝を飾った第3戦鈴鹿以降は全てトップ争いに絡む走りをみせている宮田。今年から車両がSF23に変わったのだが、それ確実にモノにしている印象がある。

改めて、本人に話を聞くと、手応えが見え始めたのは第2戦富士からだったという。

「富士の第2戦からです。結果はダメでしたけど、自分のなかで悩んでいたものをトライしたことが、内容として『これないけるな』という手応えを掴みました」

「そもそもSF23でテストが少なかったので、今後のためにも『これをやってみたい』ということを自分からリクエストして、小枝エンジニアも『やってみるか』ということで、新しいことを試したのが第2戦でした」(宮田)

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