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バイクでもスパを24時間走る!渡辺一樹、渥美心ら日本人ライダーに期待! | FIM 世界耐久選手権(EWC) 2023 第2戦 スパ・フランコルシャン24時間耐久ロードレース プレビュー
モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシそして今年は新たな日本チームが参戦しました。カワサキZX-10RRを走らせる「TEAM KAWASAKI WEBIKE TRICKSTAR」(カワサキ)です。鈴鹿8耐をエヴァンゲリオンと共に闘ってきたことでおなじみのTRICKSTARの鶴田竜二監督がフランスの名門チーム「SRC KAWASAKI」のリソースを引き継ぐ形で今季から参戦(チーム国籍はフランス)。日本人ライダーの渡辺一樹をエースに起用して闘っています。
日本人スタッフと日本人ライダーが走らせるカワサキの耐久チームが登場ということで期待が高まったのですが、「TEAM KAWASAKI WEBIKE TRICKSTAR」は開幕直前に様々なハプニングが発生。かなりドタバタのル・マン24時間レースになってしまいました。
渡辺一樹は「レースウィークに入ってもチームの中で不安定な状況が続いていて、混乱が解決できないまま進んでいきました。そんな中でもル・マンで完走できて、トップ10圏内でフィニッシュできたことは個人的には奇跡的な結果(EWCクラス8位完走)だったと思います。ただ、その順位を求めてこのチームに所属しているわけではないので、次のスパに向けてしっかり解決して、コンペティティブなチームであることを証明したいです」と厳しい状況だった開幕戦の心情を吐露していました。
昨年は「Yoshimura SERT MOTUL」(スズキ)の開発ライダー、リザーブライダーとしてヨーロッパのEWCレースに帯同した渡辺一樹ですが、24時間レースの決勝を走るのは初めて。「実際にレースを走るのは初めてだったんですけど、過酷なことは充分理解した上で出場していました。(昨年のチームの)ライダーの表情が変わっていくのを見て、疲れ具合などは知っていましたから。それでも自分が走るときに1スティントをどれぐらいのエネルギーを走るべきなのかをうまくコントロールしながら走っていましたが、ちょっとコンサバ(保守的)に行き過ぎたかな。もうちょっと頑張れたかなと思います」と初体験の24時間レースを渡辺一樹は語ります。
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