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モーター スポーツ コラム 2023年6月8日

100回目のル・マン24時間記念大会で、トヨタの6連覇なるか!

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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大会直前となる6月4日に行われたテストデー(計6時間)では、51号車AFコルセのフェラーリが3分29秒504のトップタイムをマークし、これに6号車ペンスキーのポルシェ、7号車TGRが僅差で続いた。TGR・GR010の車体には日本を象徴する桜の花が今回特別にあしらわれているが、6連覇にかける思いが伝わって来る。

公開車検には多くのファンが詰めかけた。

オレカ・ギブソンというワンメイク状態のLM P2クラスは、今回13台が追加エントリーとなり計24台という大激戦クラスとなった。しかし追加の13台のうち9台はPro/Amなので、上位争いはWECレギュラーが中心となるだろう。ポイントリーダーの22号車ユナイテッド・オートスポーツと2戦連続表彰台で実質シリーズ3位の23号車ユナイテッド・オートスポーツ、シリーズ2位の41号車チームWRT、そして63号車プレマ・レーシングあたりがレースを支配しそうだ。

LM GTE Amクラスは6台追加の計21台で、内訳はポルシェ8台、フェラーリ7台、アストンマーティン5台に、コルベット1台。2勝と2位1回でポイントリーダー独走中の33号車コルベットがル・マンでも強さを見せつけるか? 前回そのコルベットの連勝を止めたシリーズ2位の83号車フェラーリ、表彰台こそないものの着実にポイントを重ねる同3位の21号車フェラーリ、77号車ポルシェあたりが上位争いを展開か?

日本人ドライバーが加わる車両としては、木村武史がAドライバーとしてドライブする57号車ケッセル・レーシングのフェラーリ、ケイ・コッツォリーノ、ポノス代表の辻子依旦、横溝直輝がトリオを組む74号車ケッセル・レーシングのフェラーリ、そして星野敏、キャスター・スティーブンソン、藤井誠暢が組む日本チームである777号車D’stationレーシングのアストンマーティンには活躍を期待したいもの。

さらにル・マン24時間らしく、”ガレージ56”からはNASCARのシボレー・カマロZL1が参戦。ドライバーはジミー・ジョンソン、マイク・ロッケンフェラー、ジェンソン・バトンと超豪華なので、こちらも要チェックだ。

7日は公式練習が2本と公式予選、8日は公式練習2本とハイパーカー、LM P2、LM GTE Am各クラスのトップ8が参加してハイパーポールが1時間行われ、決勝のグリッドが決定する。そして10日の16時に決勝レースがスタートとなる。

J SPORTSでは、7日の公式練習・予選・ハイパーポール・決勝レースをJ SPORTSオンデマンドでLIVE配信。決勝レースは、J SPORTS 1でも生中継する。

文:皆越 和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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