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若き新王者候補たちの激しい争いに注目! | FIM スーパースポーツ世界選手権2023 第1戦 フィリップアイランド(オーストラリア) プレビュー
モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシドミニク・エガーター(ヤマハ)
6つのメーカーのスポーツモデルが参戦する「FIMスーパースポーツ世界選手権」がオーストラリア・フィリップアイランドから開幕。シーズン途中からは日本人ライダー2人も参戦するスーパースポーツ世界選手権をJ SPORTSでは今季も全戦放送します。今回は2月24日(金)〜26日(日)にオーストラリア・フィリップアイランドで開催される開幕戦のレースプレビューをお届けしましょう。
昨年、以前の排気量600ccクラス主体のレギュレーションから性能調整によって様々な排気量のマシンが参戦できる規定に変更されたスーパースポーツ世界選手権。その新時代レギュレーションの2年目のシーズンがいよいよ始まります。
今季は昨年スーパースポーツ300世界選手権で優勝した岡谷雄太(カワサキ)、そして元グランプリライダーでありスーパーバイク世界選手権にも参戦経験がある阿部典史の息子、阿部真生騎(ヤマハ)がスーパースポーツ世界選手権に出場を予定していることもあり、スーパーバイク世界選手権以上に注目が集まりそうです。ただ、上記の日本人ライダー2人はヨーロッパ開催のレースが対象のチャレンジクラスにエントリーしているため、第3戦・オランダ(4月)からの参戦になります。
というわけで、第1戦オーストラリア・フィリップアイランド、第2戦インドネシア・マンダリカに関しては日本人ライダー2人の出場はありませんが、グランプリ出身のライダーが増加傾向にあるスーパースポーツ世界選手権で、彼らがどこまで良い結果を残せるかは今季の注目どころです。日本人2人が参戦するまでの2戦、彼らのライバルとなる選手の走りをじっくりと楽しみましょう。
さて、まずは「スーパースポーツ世界選手権(略称WSSP)」がどんなレースなのかを解説しておきましょう。排気量1000cc以上の最高峰クラスである「スーパーバイク世界選手権(略称WSBK)」に帯同する形で、2023年は全12ラウンド24レースで争われるのですが、次世代のWSBKライダーを探すステップアップカテゴリーという意味合いもあるレースと言えます。
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