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モーター スポーツ コラム 2022年10月21日

大ピンチからの、大逆転。変わり始めたGT500王座争いの“流れ”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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第7戦で奇跡的な優勝を果たしたNo.17 Astemo NSX-GT。

2022 SUPER GT第7戦オートポリス。チャンピオン争いへの“最後の切符"をかけた大事な1戦ということで、いつも以上に激しい争いとなった。その中で、トヨタ、ホンダ、日産がしのぎを削るGT500クラスでは、またひとつ、名場面ともいえるストーリーが生まれた。

土曜日の公式練習ではホンダ勢が速さをみせ、セッション序盤からタイムシートの上位に名を連ねた。今季はここまでライバル陣営に先行されることが多かったのだが、以前から得意とするオートポリスではライバルを上回るパフォーマンスをみせていた。

そんな中、GT500の専有走行が始まり、各車が予選アタックのシミュレーションに入っていったのだが、そこで飛び込んできたのがNo.17 Astemo NSX-GTのクラッシュ映像だった。これにより11時20分に赤旗中断。公式予選の出走を考えると、マシン修復に費やせるは、約3時間程度しかなかった。

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映像を見る限りでは、フロントバンパー(おそらくフロントのアンダーパネル)とボンネット周りのダメージで済んでいるかなという印象。サスペンション周りにダメージは及んでいないのではないかと、勝手に憶測していたが、ガードレールにヒットしていたこともあり、ダメージは思った以上に深刻だった。

予選までのインターバル。気になって17号車のピット裏へ様子を伺いに行くと、ちょうどチームマネージャーとバッタリ会った。「今、みんなが頑張って直してくれています!」と笑顔で答えてくれるものの、表情の強張りを見ると、決して楽観視できる状態ではないことは、すぐに察知できた。

12時50分、再び17号車のピット裏に様子を見に行くと、未塗装のボンネットが運び込まれ、そこにスポンサーのステッカーが貼られるなど緊急対応が取られていた。パッと見ではスタッフの動きも落ち着いた感じで“修復の目処が立ったのかな?"と、こちらも一瞬安堵した。

しかし、ちょうどGT300クラスの予選Q1開始まで15分を切っても、メカニックたちが激しくピット周りで動き回っており、肝心の17号車の車体はタカウマに乗せられたまま。

“もしかすると、間に合わないかもしれない…"

ことの重大さに気づくのに、そう時間を要することはなかった。

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