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プロトタイプカーとGTマシン、4クラスの混走による世界耐久選手権(WEC)のスーパーシーズンの第6戦「セブリング1000マイル」が、アメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイにおいて3月13~15日に開催される。その決勝の模様はJ SPORTSで生中継、J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信される。
11月の上海6時間から4か月のインターバルを挟んで開催されるアメリカラウンドは、通常の6時間レースより長い1,000マイル(約1,600km/最大8時間)レースとして開催される。今年最初のラウンドとなるが、LM P1クラスでは2台のトヨタのポイント差が接近して降り、LM P2、LM GTE Pro、LM GTE Amクラスのバトルはまだ混沌としている。またこのWECとしてセブリングでレースが開催されるのは7年ぶりで、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権との混走レースとなる。
今回のエントリーはLM P1が7台、LM P2が7台、LM GTE Proが11台、LM GTE AMが9台の計34台。LM P1は、富士と上海でトヨタが2戦連続の1-2フィニッシュ。7号車が連勝したことで、8号車との得点差はわずか5点差まで縮まっており、このセブリングの結果次第では逆転の可能性もある。特に7号車の小林可夢偉、8号車のフェルナンド・アロンソは、2月のデイトナ24時間で総合優勝(車両はキャデラック)を飾っており、気持ちよくアメリカのコースを走ることができるだろう。トヨタはセブリングを走るのが初めてということもあり、2月にこのセブリングで3日間のテストを行って万全を期している。今回のレースを前に、トヨタのハイブリッド車と他のノンハイブリッド車との性能調整が行われ、その差はまた縮まったようだが、トヨタがどのような展開へ持ち込めるのかチェックをしたい。
LM P2クラスではジャッキー・チェンDCレーシングの38号車が単独トップにつけているが、まだまだシグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車との差は10点、ジャッキー・チェンDCレーシングの37号車もシグナテックとはわずか4点差。今回の長いレースで確実にポイントを稼ぐことが大事だろう。
LM GTE Proはポルシェの92号車が着実にポイントを加算してシリーズを大きくリード。2~5位は団子状態なので、ここからどの車両がトップに近づいていくのか、残り3戦は目が離せない。LM GTE Amではポイントリーダーであるチーム・ポロジェクト1のポルシェ56号車が、先週末に行われた公式テストでまさかの炎上。チームは新しいシャシーに交換してレースに臨むようだが、準備は間に合うのか? まずはテレビ画面で確認したい。
皆越 和也
1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。
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