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サッカー フットサル コラム 2024年5月14日

『大西の壁』に『菊浪の1ミリ』。大宮アルディージャU18・丹野友輔監督が選手に問いかける勝負の本質 高円宮杯プレミアリーグEAST 大宮アルディージャU18×尚志高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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最後まで粘り強く身体を張ったことで勝利を手繰り寄せた市立船橋戦からは、2つのシーンを抽出して選手と共有したという。「相手に打たれた強烈なシュートを大西(海瑠)が胸でブロックしたシーンがあって、それには『大西の壁』というフレーズを付けたんです(笑)。あとは菊浪(涼生)が際どい局面でスライディングして、中島(大翔)が抜け出していってボールをキープするシチュエーションになったんですけど、それは『菊浪の1ミリ』だと。勝った試合だったので冗談っぽくは言いながら、『これが大事なんじゃないの?』という形で振り返ったりしました」

迎えた第6節の尚志高校戦も、決して楽な試合展開にはならなかった。前半はお互いに探り合うような流れの中で、43分に丹野豊芽のファインゴールで先制。後半も57分に右サイドでの完璧な崩しから、斉藤秀輝のアシストで野口蒼流が2点目をゲットしたものの、そこからはロングスローも交えた相手のアタックに耐える時間が続く。

90分。相手フォワードのシュートに、前節まではボランチを務めながら、この日はセンターバックに入った山中大智が身体を投げ出し、執念のシュートブロックでボールを弾き出す。「自分は下手だったので、走るとか、頑張るとか、戦うとか、そういうことをやってきた」という山中が見せたこのシーンは、まさに『山中の壁』。試合はそのまま2-0でタイムアップ。後半唯一のシュートを得点に繋げ、3倍近く打たれたシュートにも失点を許さなかった大宮U18が、今季ホームでの初勝利をみんなで喜び合った。

現役引退後の2004年に大宮のアカデミーで指導者の道へ足を踏み入れた丹野監督は、20年近くこのクラブとアカデミーの変遷を見つめてきた、いわば生き字引的な存在だ。それゆえに2年間のU-15年代での指導を経て、改めてU-18年代へと帰ってきた今、現状に感じていることは少なくない。

「中村順さんがアカデミーを確立されて、伊藤彰さんが中心となって、当時は『バルサみたいなサッカーをしよう』ということでやっていて、大宮のアカデミーの色ができてきたと思うんですね。その中でトップに昇格したある選手が『アカデミーだったらあそこにサポートに来るのに』とトップの選手に言った時に、『いや、ここはアカデミーじゃないよ。トップだから』と返されたようだと。そういう話を聞いて、順さんや彰さんが築き上げたものに加えて、以前は4-1-4-1でやっていたところから、自分は4-4-2にして1人の守れる範囲を広げたりして、ちょっと個人が伸びるようにというところに目を向けてやってきたんです」

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