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サッカー フットサル コラム 2023年7月19日

エムバペは移籍先が見つからず、残留しても針のムシロ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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キリアン・エムバペ

内部批判でパリSGとの関係が悪化したエムパベ。実母ラマリの強欲も、本来は簡単なはずの問題を複雑化している

『QSI』(カタール・スポーツ・インヴェストメント)がパリ・サンジェルマンを買収した2011年当時から、彼らの将来を危ぶむ声が業界から聞こえてきた。

「カタール・ワールドカップ前後になにか起きるだろうな。未来永劫、『QSI』がバックアップするとは思えない」

「買収から10年前後でチャンピオンズリーグを獲れなかったら、補強費を抑制するとか、株式の数%を譲渡するのではないか」

ネガティヴな予想どおり、ヨーロッパの頂には立てなかった。2019/20シーズンの準優勝が最高で、プレミアリーグやラ・リーガなどの強豪に、ベスト8やラウンド16で敗れたケースも少なくない。

この夏、リオネル・メッシがインテル・マイアミに新天地を求め、パリSGのSNSアカウントをフォローから外したこともマイナス影響を及ぼすだろう。

また、ネイマールは人造湖の建設が環境保護法に触れ、故郷ブラジルのリオデジャネイロ州から1600万レアル(約4億8000万円)の罰金刑が下った。監督として2シーズン目を迎えるはずだったクリストフ・ガルティエは三年前の差別発言により、フランス捜査当局に身柄を拘束されている。ブランドイメージは低下する一方だ。

さて、最大の案件はキリアン・エムバペの去就である。

24歳のスーパースターは、「現行の契約は延長せず、来年6月の満了とともに退団する」と語った。クラブ側にすると寝耳に水で、ちょっとできない相談だ。エムバペのような金の成る木をフリーで手放すなど、もっての外である。

「契約を更新するか、われわれが提示する金額を支払えるクラブに移籍するか、ふたつにひとつだ。7月中に必ず答を出せ。フリートランスファーはありえない」

ナセル・アル・ケライフィ会長は一歩も引かない構えだ。

さらに、マウロ・イカルディやレアンドロ・パレデス、ケイロール・ナバス、ユリアン・ドラクスラー、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、レイヴァン・クルザワといったところが、ルイス・エンリケ新監督の構想から漏れたようだ。

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