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サッカー フットサル コラム 2023年7月13日

技巧派集団の中でも群を抜くパスセンスの煌めき。昌平高校・土谷飛雅に見えているのは“ちょっと先の未来” 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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昌平高校・土谷飛雅

つまりは他の人には思いつかないパスコースと、そこにボールを送ったことで変化が起きる“ちょっと先の未来”が、この男には見えているということだろう。その上で今シーズンの自身に課すのはもっとはっきりとした結果。チームを勝利に導くための、得点だ。

「自分の持ち味はロングキックの精度なので、役割としては良いパスを出して、点を決めさせるというところだと思っていますけど、パスだけではダメだとも思うので、もっと攻撃に関わって、自分が決めてチームを勝たせるみたいな、自分の中ではそういう結果も意識しています。」

テクニックに優れた選手が居並ぶ昌平高校の中でも、圧倒的なパスセンスでチームの攻撃を牽引する司令塔。土谷飛雅が目指すのは、アシストとゴールを重ね続けるような、試合を決められるボランチだ。

そのパスは突如として繰り出される。「常に自主練でも裏の抜け出しはよくやっていて、(大谷)湊斗だったり(前田)大樹も(小田)晄平もそうなんですけど、みんな良いイメージは持っているので、あとは自分が良いパスを出すだけです」という土谷がボールを持った直後、誰もが予想しなかったスペースにボールが落ちた時には、信じて走ったチームメイトがフリーで抜け出し、決定的なチャンスを迎えている。

昌平を率いる藤島崇之監督も「アイツにしか出せないパスがあって、結構凄いパスを出すんですよ。アレは感性ですよね」と高評価を口にするように、もちろんキックの高品質は言うまでもないが、勝負はその前から始まっている。「ポジショニングはいろいろ考えていて、常に相手に見られない位置で受けた方が、自分も良いパスを出しやすいかなというのがあります」。自分の武器を最大限に生かすために、最善の準備も怠っていないというわけだ。

今シーズンの主戦場は、チームも初参戦のプレミアリーグ。当然相手のレベルも上がっているからこそ、自信のあるパス以外の選択肢を増やすことは、トレーニングから強く意識している部分だ。

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