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サッカー フットサル コラム 2023年7月11日

『中学時代のチームメイトとの再会。熊谷康正、篠崎遥斗、川原良介がピッチの上で感じたこと 高円宮杯プレミアリーグEAST 前橋育英高校×青森山田高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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クマガヤサッカースポーツクラブ時代のチームメイト。左から前橋育英・篠崎遥斗、青森山田・川原良介、前橋育英・熊谷康正

「もう絶対に負けたくないですし、今日はこういう負け方をしたので、次は勝たないといけないと思います」。逆転負けを喫したセンターバックがそう言って唇を噛み締めれば、やはり敗戦を突き付けられたボランチは「最後に大きな差がありました。メッチャ悔しいですね」と大きく息を吐いた。

クマガヤサッカースポーツクラブで3年間をともに過ごした“元チームメイト”。前橋育英高校の熊谷康正と篠崎遥斗、青森山田高校の川原良介は、それぞれがそれぞれの想いを抱えて、この日の“再会”を待ち侘びていた。

最初に頭角を現したのは川原だ。2年生だった昨シーズンから、名門の青森山田でコンスタントにプレミアリーグでの出場機会を得ると、前橋育英とのアウェイゲームでも存在感を発揮する。

「同級生が活躍していると、自分も試合に出たいという気持ちは強くなりましたね」(篠崎)「川原が試合に出ているのを見て、出ていなかった自分は刺激をもらっていました」(熊谷)。前橋育英の2人はなかなかプレミアでの出番を得るまでには至らず、2022年に彼らの直接対決は実現しなかった。

迎えた高校ラストイヤー。熊谷と篠崎は、それぞれセンターバックとボランチとして、チームのレギュラーをがっちりと確保。もちろん川原も不動のサイドハーフとして、首位を快走する青森山田を牽引する。そんな両者の対戦が組まれたのは、前半戦のラストゲーム。舞台は前橋育英のホーム、前橋育英高校高崎グラウンドだ。

「古巣で一緒だった選手が多いということで、結構楽しみだったので、『1本行ってやろう』という想いはありました」(川原)「もともとチームメイトで仲も良かったので、川原を潰そうという気持ちでやっていました」(篠崎)「試合前はお互いに『やってやるぞ』みたいな感じだったと思います」(熊谷)。中学時代のチームメイトたちは敵味方に分かれ、キックオフの笛を聞く。

前半は前橋育英のアタックが冴える。「練習から繋ぐことを意識してやってきました」という篠崎は、そのパスワークの中心として逞しく機能。守備で身体を張るシーンも多く、川原も「変わらず上手かったですね。そこにフィジカルの部分が付いてきて、結構厄介でした。山田にいてくれたらいいかなって(笑)」とその成長を実感していたという。

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