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サッカー フットサル コラム 2023年4月20日

U-20ワールドカップ開催地が決定 迅速に対応したアルゼンチンの思惑とは?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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2023 U-20 南米ユース選手権 アルゼンチンU-20代表

南米ユース選手権でアルゼンチンU-20代表はグループステージで敗退

4月18日、「FIFAはFIFA U-20ワールドカップの開催地がアルゼンチンに決まった」と正式に発表した。インドネシア開催の中止が決まったのが3月29日だったから、わずか1か月で新しい開催国が決まったことになる。

もともとは2021年大会の開催権を与えられていたインドネシアだったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で同年の大会は中止となり、2023年大会を開催することが決まっていた。ところが、ヨーロッパ予選でイスラエルが出場権を獲得したことでインドネシア国内で開催反対の声が出た。イスラム教徒が多いインドネシアでは反イスラエル感情が強く、来年に大統領選挙を控えているため政治家も世論に敏感に反応した。

その結果、FIFAはインドネシア開催を断念したが、FIFAは「5月20日から6月11日まで」という開催日程は動かさなかった。

しかし、インドネシア開催を断念してから大会の開幕まで2か月もなかったので、代替開催地決定は難航するかと思われた。

ところが、インドネシア開催中止が決まるとすぐにアルゼンチンが手を挙げたのだ。

他にも、開催に興味を示した国はあったというが、正式に開催を表明したのはアルゼンチンだけだった。

24カ国が参加して、3週間以上の日程で開催される大規模な開催である。会場やホテルなどの手配や政府保証の取り付けなど、大会開催へのハードルは高い。短期間で準備を進めるのはかなり難しいはずだ。

サッカー大国のアルゼンチンだけにスタジアムの数は十分だろうし、2001年には同大会(当時の大会名は「ワールドユース選手権大会」)を開催した経験もある。しかし、短期間に大会受け入れを決めたのは驚くべきことといっていい。

実は、アルゼンチンは1月にコロンビアで開かれた南米ユース選手権で決勝ラウンドに残ることもできず、U-20ワールドカップ出場権を逃がしてしまっていたのだ。しかし、ワールドカップ開催権を獲得すれば開催国枠で出場することもできる……。アルゼンチンが早々に代替開催の意思を示した裏には、そうした思惑もあったと言われている。

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