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サッカー フットサル コラム 2022年8月30日

SBSカップに挑む静岡ユースに集ったプレミア戦士たち。そして、チームメイト=ライバルの戦いは続く

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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昨日の敵は、今日の友。そして、今日の友は、明日の敵。サッカーの世界では往々にして起こることだ。『サッカー王国・静岡』という旗頭の下に集った彼らも、自分のチームに戻って、さらなる成長を遂げるための日常に再び身を投じていく。

「みんな各チームに戻って、また中心選手としてやっていくでしょうから、周りの選手たちにも良い影響を与えてもらいたいですね。それによって周囲の意識もレベルも上がると思うので、そういう形で静岡のサッカーをもっともっと底上げすることで、どのチームも強くなってほしいなと。ここに呼んだ選手が代表に選ばれることもそうですし、大学に行く選手は大学で、Jリーグに行く選手はJリーグで、それぞれ頑張ってほしいと思います」とこのチームを率いてきた鈴木啓史監督がメッセージを送った彼らは、きっと静岡ユースでの活動の意義を、自らの結果で証明していくはずだ。

1977年に産声を上げた『SBSカップ 国際ユースサッカー』。カズや中山雅史、名波浩、小野伸二といった日本サッカー界のレジェンドのみならず、クライファートやロナウジーニョといった海外のスターも出場してきたこの国際大会には、静岡でプレーする選手で構成される静岡県選抜チームも参加する。

今年の高校3年生は入学前後からコロナ禍に直撃された世代。本来であれば1年時に行われるはずだった国体も中止になり、県選抜チームとしての活動は今年3月に開催されたヤングサッカーフェスティバルと、今回のSBSカップのみ。「各々知り合いだったり、代表で一緒にやっていたり選手もいるんですけど、チームとして動くのはこれが初めてで、活動時間が短い中でどうしたらチームが強くなっていくかというところで、ミーティングしたり、いろいろなことをやりました」と鈴木監督も振り返ったように、短い時間の中でピッチ内外での意識を合わせてきた。

「普段は敵としてプレーしていた選手が味方になって、相手にすれば嫌な選手たちばかりなので(笑)、いろいろな特徴のある選手が集まることは楽しいですし、いろいろな面で刺激を受けています」と話すのは、所属の静岡学園高校でも、今回の静岡ユースでもキャプテンを託されている行徳瑛。「普段は対戦相手なのでちょっと違和感はあるんですけど(笑)、同じチームになると頼もしいなというのは感じています」と口にした清水エスパルスユースの渡邊啓佳が、続けて「(寺裏)剣と高橋(隆大)のドリブルが凄いのは前から知っていたんですけど、より凄いなと感じました」と同じプレミアリーグWESTで戦う静岡学園の2人について言及するあたりも面白い。

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