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試合に敗れてうなだれる選手たち
マンチェスター・ユナイテッドは、ブルーノ・フェルナンデスとの契約を2027年6月末日まで延長した。めでたし・めでたし──。
間違いなく朗報だ。昼間から祝杯をあげたくもなる。きつめの一杯としゃれこもう。盆と正月が一緒に来たような(表現、古っ!)賑わいだ。
しかし、B・フェルナンデスとの契約延長をもってしても、失われた時間を取り戻すことは難しい。完全復活までには長い長い時間を要するに違いない。
そもそも、ユナイテッドは時代後れだった。戦略・戦術、スカウティングといった強化に必要なキーワードを疎かにしたまま、サー・アレックス・ファーガソンの類稀なマネジメントに依存していた。
しかも、彼の後を継いだデイヴィッド・モイーズは戦略・戦術を持たず、ファーガソンが構築したスカウト網まで引き裂いた。いま、ウェストハムで復調著しいものの、ユナイテッドを率いていた当時のモイーズは、ダメ監督の典型だったのである。
また、ルイ・ファン・ハールのポゼッションは選手に受け入れられず、ジョゼ・モウリーニョは傲慢だった。そしてオーレ・グンナー・スールシャールは、ゲームプランの乏しさによって求心力を失った。
マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラが率いている。リヴァプールの指揮官はユルゲン・クロップだ。監督の人選を踏まえれば、両チームとの差が大きく開いたのは至極当然である。
ユナイテッドはスカウティングのレベルでも目を覆いたくなる。なぜエドワード・ウッドワード(前CEO)が担当していたのだろうか。ビジネスの手腕にすぐれ、大手企業とのスポンサー契約によって巨万の富をもたらした貢献者だが、フットボールの業界では素人。移籍市場で顔が利かない。
シティはCEOのフェラン・ソリアーノとディレクターのチキ・ベギリスタインが、強化を取り仕切っている。彼らはバルセロナ在籍時からヨーロッパ全体に厚く、太いコネクションを築いてきた。
リヴァプールのディレクターを務めるマイケル・エドワーズは、選手の潜在能力を見抜く独特の嗅覚を有している。アンドリュー・ロバートソン、モハメド・サラー、フィルジル・ファン・ダイク、アリソン、南野拓実、ディオゴ・ジョタなど、エドワーズが関わった補強は成功例が非常に多い。
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