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代表ウィークをはさんで再開されたJ1リーグ第7節。サガン鳥栖がセレッソ大阪に敗れ、名古屋グランパスもFC東京と引き分けた中で、川崎はホームの等々力で大分トリニータに完勝。独走状態確立に向けてさらに一歩前進した。
さて、その大分戦。スコアは2対0だった。
攻撃力を誇る川崎の場合、得点が2点程度だと「2点取れてよかった」ではなく、「今日は2点しか入らなかった」といった気持ちにもなってしまうが、サッカーでゴールを決めるというのは本当に難しいことであり、どんなに素晴らしい攻撃を続けていても、相手の頑張りとちょっとした不運が重なれば大量得点などできないものだ。
ただ、しっかりとボールをつないで攻撃を続け、サイドからの崩しやロングボールも駆使して川崎は決定的な形を何度も作り出していた。完勝と言っていいだろう。
左サイドバックのポジションには故障で出遅れていた登里里享平が復帰し、再三、サイドハーフの三笘を追い越して攻撃に絡んでチャンスを作った(これに伴って、登里不在の間サイドバックを務めていた旗手が中盤のインサイドハーフで起用されて、本来の攻撃的ポジションで貢献した。
そんな試合で、僕が注目したのが“代表帰り”の選手たちのパフォーマンスだった。
3月下旬に行われた日本代表(A代表)とU-24日本代表の活動。A代表は韓国に3対0で完勝し、そしてモンゴル代表戦では14ゴールを奪う圧勝。そして、U-24代表はオリンピックでの金メダル候補の一角、U-24アルゼンチン代表と戦って初戦では完敗を喫したものの、2戦目には初戦の反省を生かして見事に立て直し、3対0でアルゼンチンを下して見せた。
そして、この2つのチームには川崎フロンターレから何人もの選手が選ばれていた。
これだけ素晴らしい内容の試合で勝ち続けている常勝軍団なのだから、代表にも多く選出されるのは当然のことだろう。
日本の場合は「海外組」が多いおかげで川崎から実際に選ばれる選手は数名程度だが、そうでなければ(もし海外組抜きで代表を編成するなら)、川崎から10人くらいが代表に招集されたとしても不思議ではない。そう、たとえばバイエルン・ミュンヘンとドイツ代表の関係と同じように、だ。
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