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サッカー フットサル コラム 2020年6月26日

女子W杯招致失敗は大失態。プロリーグの前途にも暗雲が……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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6月22日、日本サッカー協会は2023年の女子ワールドカップ招致からの撤退を突然発表した。FIFA理事会による開催国決定は6月25日に予定されており、そのわずか3日前というタイミングで“撤退”が発表されたのだ。

女子サッカーの強化は、日本サッカー協会の田嶋幸三会長が熱心に推し進めていた事業で、いわば“会長マター”とも言うべき案件だった。女子リーグのプロ化もすでに決まっており、先日は「WEリーグ」という名称が発表されたばかりだった。

日本女子代表「なでしこジャパン」は2011年にワールドカップ優勝と言う偉業を達成。さらに2012年のロンドン・オリンピック、2015年のワールドカップでも決勝進出と実績を残してきた。

なでしこジャパンはその後リオデジャネイロ・オリンピックの出場権を逃し、2019年のワールドカップでもラウンド16敗退に終わったが、2018年にはU-20日本女子代表がワールドカップで優勝するなど女子のレベルは着実に上がっている。2011年当時はなでしこリーグ1部でも上位、下位の差が大きかったが、今では1部はもちろん2部上位にも好チームが存在し、競技レベルは間違いなく上がっている。

ただ、このところフランス、イングランド、スペインなどヨーロッパ諸国で女子サッカーの人気、実力が急上昇中で、日本が今後ヨーロッパやアメリカに伍して戦っていくために国内リーグのさらなる充実が必要なことは間違いない。

ただ、なでしこリーグの観客動員数はこのところ低迷しており、プロ化を成功させることはそれほど簡単なことではない。それだけにプロ化については慎重論も根強かったが、田嶋会長の強力なリーダーシップの下、2021年秋のスタートが決まったのだ。

2023年ワールドカップの日本開催はプロリーグ成功のための起爆剤としても大いに期待されていた。したがって、招致失敗はWEリーグにとって大きな痛手となることは間違いない。

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