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サイクル ロードレース コラム 2025年8月21日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕まであと2日!】選手が試されるクライマーズ・ブエルタ…!山岳で起こった名勝負

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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2024年ブエルタのマイヨ・ロホを手にしたプリモシュ・ログリッチ

「クライマーズ・ブエルタ」とも評されるほどブエルタと山岳は切っても切り離せない関係にある

ブエルタ・ア・エスパーニャは名勝負の宝庫。3つあるグランツールの中でもとりわけ山岳比重が高く、過酷なコースセッティングが最後まで予測のつかないレース展開を生み出します。

2012年大会は、出場停止が明けたアルベルト・コンタドールの復帰が大きな話題となりました。第17ステージ、総合争いで追う側のコンタドールは早めのアタックでライバル引き離すと、のちに合流したアシスト陣とペースアップ。最終登坂フエンテ・デで独走に持ち込んで、涙の復活劇。そのまま個人総合優勝へとつながっていきました。

その翌年は、クリス・ホーナーが史上最年長の41歳で個人総合優勝。2度目の頂点を目指したヴィンチェンツォ・ニーバリとの争いは、山岳最終決戦となった第20ステージのアングリルで決着。粘るニーバリを突き放したホーナーに軍配。両者の最終総合タイム差は37秒の僅差でした。

前回、2024年大会はプリモシュ・ログリッチベン・オコーナーによるマイヨ・ロホ争い。大逃げを成功させ一時大量リードを奪ったオコーナーを、ログリッチが猛追。そして閉幕2日前の第19ステージ、アルト・デ・モンカルビリョを一番登頂したログリッチがついに逆転。そのままマドリードまでリードを守り切ったのでした。

2025年大会はどんなドラマが待っているでしょうか。歴史が動く瞬間をしっかりと見届けましょう。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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