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サイクル ロードレース コラム 2025年6月28日

【ツール・ド・フランス開幕まであと7日!】シャンゼリゼは“世界スプリント選手権”!何より格別なパリでのフィナーレ

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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全スプリンターが夢にみるシャンゼリゼでの勝利

全スプリンターが夢にみるシャンゼリゼでの勝利

ツール・ド・フランスのフィナーレは、パリ・シャンゼリゼでのスプリント勝負がおなじみ。マイヨ・ジョーヌを賭けた戦いは前日までに終えて、大会最終日・第21ステージはしばしのパレード走行(記録上はレースとして扱われる)ののち、パリ市内中心部に入ってから最後のレースモードへと移っていきます。

シャンゼリゼで最後を飾るようになったのは1975年。年を追うごとに「パレード走行からのスプリント」の流れがお決まりになっていったわけですが、ただの一度だけ、主催者がチャレンジングなエンディングを演出したことがありました。

1989年大会の最終日は、24kmの個人タイムトライアル。ローラン・フィニョンとグレッグ・レモンの一騎打ちとなったマイヨ・ジョーヌ争いは、レモンに軍配。両者の最終総合タイム差8秒は、今も最小差として語り継がれています。

以来、シャンゼリゼでのタイムトライアルは採用されず、「パレード走行からのスプリント」が定番に。スプリンターの多くがこの地での勝利を夢見ていて、「世界スプリント選手権」と表現する選手も。

昨年はパリ五輪が控えていた関係で例外的にシャンゼリゼを離れましたが、採用50周年の今年、晴れてツールが帰還します。それも、初の試みとしてモンマントルへの寄り道も。「世界スプリント選手権」としての趣きは、新ルートによって新たなツール最終日の形へと変わっていくかもしれません。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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