人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

サイクル ロードレース コラム 2025年5月2日

【ジロ・デ・イタリア開幕まであと7日!】ジロ2024年を振り返る!現役最強ポガチャルが王者に

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line

2024年のジロ王者となったタデイ・ポガチャル

2024年のジロ・デ・イタリアは、今後長く語り継がれるであろう“伝説級”の3週間でした。

そのストーリーを築いたのはタデイ・ポガチャル。前年の冬にジロ出場を表明。王座から陥落していたツール・ド・フランスと並ぶ「ダブル・ツール」への意欲を示します。

ジロ本番でトップギアにもっていけるよう、徹底したレースプログラムも目を見張るものがありました。ジロ前に臨んだレースは4つだけ。フレッシュな脚で、第1ステージのスタートラインにならびます。

すると、第2ステージで早速勝利しマリア・ローザを獲得。そこでついた後続との27秒差は、ステージを追うごとに拡大していきます。勝利へのこだわりはどこまでもとどまることはなく、大雨を突き進んだ第16ステージ、2回上ったモンテ・グラッパで他選手に2分以上の差をひとりで生み出した第20ステージは同大会のハイライトでもありました。

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【3分で振り返るポガチャル劇場】異次元の強さを見せつけたジロ・デ・イタリア2024

終わってみれば、個人総合2位のダニエル・マルティネスに9分56秒差をつける大勝。これは1965年大会以来最大差であり、第二次世界大戦後では4番目のタイム差に。また、1大会でのステージ6勝は1973年のエディ・メルクスと並ぶ戦後最大勝利数でもありました。

ポガチャルはその後、ツールでも復権。1998年のマルコ・パンターニ以来となるダブル・ツール達成者となりました。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ