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今年の7月に開催された「バーチャル・ツール・ド・フランス」に、実はロット・スーダルのメンバーとして一人の日本国籍を持つ選手が出場していました。
その名はTosh Teare選手(19歳)。
2020年はロット・スーダルの育成チームに所属していたTeare選手ですが、2021年はイギリスのコンチネンタルチームであるTrinity Racingへ移籍します。
ちなみに2020年はクラブチームだったTrinity Racingですが、イネオス入りするイギリス期待の小さな巨人トーマス・ピドコックを輩出したことが追い風となったのか、2021年はコンチネンタルチームへと昇格する予定となっています。
以下、Teare選手のTwitterです。
Pleased to sign with @Lotto_Soudal U23 for 2020, amazing opportunity. Thank you to @IOMJnrCycling for the last 2 years. https://t.co/BBvQ6mrRFX
-- Toshiki (@TeareTosh) January 2, 2020
名前が「Toshiki」になっていますね。そう、イギリス在住のハーフ選手なのです。
2020年のロット・スーダル育成チームのホームページでは「国籍=イギリス」となっていますが、2021年のTrinity Racingの選手一覧では「国籍=日本」となっています。
昨今、日本を代表するトップアスリートの多くがハーフ選手となりつつあります。
野球のダルビッシュ有選手、テニスの大坂なおみ選手、バスケットボールの八村塁選手、陸上競技のケンブリッジ飛鳥選手やサニブラウン・アブデル・ハキーム選手などが有名です。
また、サッカー界でも酒井高徳選手ら何人かのハーフ選手がすでに活躍していますが、更に若年層の日本代表には多くのハーフ選手が選出されているとのことです。
今後、絶対的な身体能力を必要とする競技ほどこの傾向が強くなってくるのかもしれません。
としき選手の動向に注目していきたいと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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