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本日、伊豆ベロドロームに於いて今村駿介選手が日本人として初めて公式アワーレコードに挑戦して「52.468km」を記録しました。
尚、かつてホビーレーサーのレジェンドである中村仁さんが京王閣競輪場でアワーレコードに挑戦したことがあり、たしかこの時はノーマルバイクで「41.292km」を記録していたかと思います。
但し、中村さんの記録は公式記録ではないようで、今回の今村選手の記録が日本人初の公式記録となる模様です。
ここで改めて「アワーレコード」の記録の推移などを振り返ってみたいと思います。
まず「アワーレコード」という種目についてですが、「1時間でどれだけの距離を走れるか」というとてもシンプルなルールとなっています。
これまで4つの種類のレコードが残っており、現在は「Unified hour record」がメインとなっています。
以下、それぞれの記録となります。
○Historical hour record(ノーマルバイク/1873〜1972年)
1972/10/25 Eddy Merckx(ベルギー)/27歳/メキシコ/49.431km
○UCI hour record(ノーマルバイク/1972〜2014年)
2005/7/19 Ondřej Sosenka(チェコ)/29歳/モスクワ/49.700km
○Best Human Effort (なんでもありバイク/1984〜2014年)
1996/9/6 Chris Boardman(イギリス)/28歳/マンチェスター/56.375km
○UCI unified hour record(UCIルール準拠バイク/2014年〜現在)
2019/4/16 Victor Campenaerts(ベルギー)/27歳/メキシコ/55.089km
今回、今村選手が記録した「52.468km」は「Unified hour record」で9位の記録となるようです。
2019/04/16 Victor Campenaerts/Mexico/55.089km
2015/06/07 Bradley Wiggins/London/54.526km
2019/08/13 Martin Toft Madse/Odense/53.975km
2018/10/04 Mikkel Bjerg/Odense/53.7308km
2016/10/16 Tom Zirbel/Aguascalientes/53.037km
2015/05/02 Alex Dowsett/Manchester/52.937km
2018/08/22 Dion Beukeboom/Aguascalientes/52.757km
2015/02/08 Rohan Dennis/Grenchen/52.491km
日本人選手が、日本のバンクで、日本製バイクを使用してのチャレンジとしては大変素晴らしい記録だと思います!
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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