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サイクル ロードレース コラム 2020年10月21日

情熱のブエルタ開幕!

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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昨夜、「第75回 ブエルタ・ア・エスパーニャ」が開幕しました。

前回のブログでもご紹介いたしましたが、J SPORTSのオフィシャルサイトでコラムを担当されている宮本あさか先生が「初日から戦いはいきなり本題に入る」とおっしゃっていたように、レースは第1ステージからいきなり大きく動いてきました。

◯第1ステージリザルト
1位 ROGLIČ Primož/Team Jumbo-Visma 4:22:34
2位 CARAPAZ Richard/INEOS Grenadiers 0:01
3位 MARTIN Dan/Israel Start-Up Nation st
4位 CHAVES Esteban/Mitchelton-Scott st
5位 GROSSSCHARTNER Felix/BORA - Hansgrohe st
6位 MAS Enric/Movistar Team  st
7位 CARTHY Hugh/EF Pro Cycling 0:04
8位 KUSS Sepp/Team Jumbo-Visma 0:10
9位 BENNETT George/Team Jumbo-Visma 0:40
10位 BAGIOLI Andrea/Deceuninck - Quick Step 0:51
11位 VALVERDE Alejandro/Movistar Team st
13位 IZAGIRRE Gorka/Astana Pro Team  st
15位 DE LA CRUZ David/UAE-Team Emirates st
16位 DUMOULIN Tom/Team Jumbo-Visma st
18位 MARTIN Guillaume/Cofidis, Solutions Crédits 1:08
42位 VLASOV Aleksandr/Astana Pro Team 4:31
63位 PINOT Thibaut/Groupama - FDJ 9:56
72位 FROOME Chris/INEOS Grenadiers 11:12
157位 WOODS Michael/EF Pro Cycling 18:29

尚、実に2年以上ぶり(2018年のツール・ド・フランス以来)にグランツールに戻ってきたクリス・フルーム(イギリス/イネオス )の順位は11分12秒遅れの72位でした...。

フルームは、最後の1級山岳の前のチームメイトがテンポで引く3級山岳で遅れてしまったので、今後は総合優勝を狙うカラパスのアシストに徹することになります。

一方、他の有力選手たちについてですが、優勝候補最右翼のログリッチがいきなり強さをみせてステージ優勝を飾っています。「脚で勝った」というよりかは、どちらかというとセップ・クスとのコンビネーションと、アタックポイントを完全に把握していた「戦略面での勝利」といった印象です。

ピノ(元々狙っていない感じ)、ウッズ(落車の影響)、ウラソフ(コンディションが良くない)らはすでに大きく遅れたため、初日にして総合優勝争いから脱落してします。

現在、世界3大ステージレースの「ジロ・デ・イタリア」と「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が同時開催中という珍しい状況となっているわけですが、レースを作る側、走る側がてんてこ舞いなのは言うまでもなく、レースを伝える側、観る側もある意味でもっとてんてこ舞いな(うれしい)状況であり、引き続き短くて濃密なシーズンを楽しんでいきたいと思います!

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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