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サイクル ロードレース コラム 2020年7月5日

バーチャルTDF パワーアップアイテム

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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昨日開幕した「バーチャル・ツール・ド・フランス」。思っていた以上に楽しいレースとなりました!

前回J SPORTSで放送した「デジタル・スイス5」との違いは、

① ドラフティング効果あり(人の後ろにつくと空気抵抗が減る)
② パワーアップアイテムあり(一定時間有利な状況を得られる)

になります。

やはりこの2点があると、ロードレース本来の競技的な要素とエンターテイメント性の両面を向上させることが可能となります。

今回は改めてエンターテイメント性を向上させる「パワーアップアイテム」をご紹介いたします。

「AERO/エアロ」
15秒間、自分の空力特性が向上!スプリント時に使用。昨日のスプリントではこのアイテムの有無が勝敗をわけた!?

「DRAFT/ドラフティング」
30秒間、人の後ろについた際の空気抵抗を50%削減!脚を溜めたいときなどに使用!?

「BREAKAWAY/ブレイクアウェイ」
10秒間、自分の後ろについた選手のドラフティング効果を無しに!アタックする時にマークされないように使用。ブリトーのマークはオナラを表現している。通称:「おならアタック」!?

「LIGHTWEGHT/ライトウェイト」
15秒間、体重が9.5kg軽くなる!上りでのアタックや脚を溜めるときに使用!?

「INVISILITY/インヴィジリティ」
10秒間、透明人間になれる!アタックする際にまわりに気付かれないように使用。通称「おばけアタック」!?

ということで、本日のステージではどの様なアイテムテクニックが見れるでしょうか。

個人的には「おばけアタック」と「おならアタック」が好きです!

第1ステージ終了時点の各成績は以下の通りです。

◯第1ステージ(ワトピア周回4周/36.4km/丘陵コース)
1位 GIBBONS Ryan/NTT Pro Cycling Team/南アフリカ 45m17s
2位 COTE Pier-Andre/Rally Cycling/カナダ st
3位 SHULTZ Nick/Mitchelton-Scott/オーストラリア +1s
敢闘賞:BOASSON-HAGEN Edvald/NTT Pro Cycling Team/ノルウェー

◯総合成績
マイヨ・ジョーヌ:NTT Pro Cycling Team
マイヨ・ベール(スプリント賞):Mitchelton-Scott
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞):Alpecin-Fenix
マイヨ・ブラン(新人賞):Rally Cycling
※総合成績はすべてチーム順位
※それぞれの特別ジャージはチームの代表者が着用

ということで注目の第2ステージはこのあと22時から!お楽しみに!

放送予定はこちら

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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