人気ランキング
コラム一覧
前回のブログでお伝えした様に、5月5日にUCIが2020年シーズンのUCIワールドツアーカレンダー(男女)を発表しました。
今シーズンの主要レースは、実質的に「8月」「9月」「10月」の3ヶ月で「ギュウギュウシーズン状態」で開催されることになります。
それでは、恒例?のどこよりも早い優勝者予想(誰がどのレースに出場するのかまったくわからない状態...)を行いつつ、新しい暫定カレンダーを確認していきましょう!
◯2020年UCIワールドツアーカレンダー
A=オールラウンダー向け/P=パンチャー向け/C=クラシックレーサー向け/S=スプリンター向け
「8月のレースとキーワード」
◆練習の鬼選手権:調整レースを走らずにいきなり「ストラーデ・ビアンケ」と「ミラノ〜サンレモ」を迎えるため練習で追い込めた者がイタリアの伝統のクラシックを制すことになる
◆ツールの調整のために転けられない選手権:ツールの調整レースは「クリテリウム・デュ・ドーフィネ(もしくはツール・ド・ポローニュ)」のみなので文字通り転けられない
8月1日:ストラーデ・ビアンケ(イタリア)P/C/A
優勝:レムコ・エヴェネプール
8月5〜9日:ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)A/S
総合優勝:サイモン・イェーツ
8月8日:ミラノ〜サンレモ(イタリア)S/P/C
優勝:フィリップ・ジルベール(モニュメント全制覇達成)
8月12〜16日:クリテリウム・デュ・ドーフィネ(フランス)A/S
総合優勝:ゲラント・トーマス
8月16日:プルデンシャル・ライドロンドン・サリークラシック(イギリス)S/C
優勝:マーク・カヴェンディッシュ
8月25日:ブルターニュクラシック・ウェストフランス(フランス)C/S
優勝:セップ・ファンマルク
「9月のレースとキーワード」
◆チーム存続のためにツールでとにかく目立とう選手権:自転車ロードレースの露出量の約80%がツールで獲得されるといわれており来期に向けてスポンサーを繋ぎ止めたい各チームが例年以上にあの手この手で露出量を増やす戦略をとってくる可能性あり
◆鬼の居ぬ間にワールドツアー勝者になっちゃう選手権:今年は各チームとも「ツール・ド・フランス」に惜しみなく主力を投入して来るはずなのでツール期間中のカナダの連戦はハッキリ言って穴場だと思います
8月29日〜9月20日:ツール・ド・フランス(フランス)A/S/P
総合優勝:クリス・フルーム(5勝クラブ入り)
9月7〜14日:ティレーノ〜アドリアティコ(イタリア)A/S
総合優勝:サイモン・イェーツ
9月11日:グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(カナダ)P/C
優勝:ダリル・インピー
9月13日:グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(カナダ)P/C
優勝:ディエゴ・ウリッシ
9月27日:世界選手権(スイス)P/A
優勝:ジュリアン・アラフィリップ(アルカンフィリップ!)
9月29日〜10月3日:ビンクバンク・ツアー(ベルギー)C/A/S
総合優勝:オリバー・ナーセン
9月30日:フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)P/A
優勝:アルカンフィリップ
「10月のレースとキーワード」
◆春のクラシックが秋のクラシックになるので身体がビックリする選手権:例年春に開催されていたビッグクラシックレースが半年遅れで開催されるので年間通して活躍できるタイプの選手が有利か
◆ジロとブエルタどっちを取るか選手権:今年は「ジロ・デ・イタリア」と「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の開催時期が重なっているのでもしかするとジロのスタートリストをギリギリまで確認してからどっちに出場するか(どちらが勝ちやすいか)を決める選手がいるかもしれない
10月3〜25日:ジロ・デ・イタリア(イタリア)A/S/P
総合優勝:サイモン・イエーツ
10月4日:リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)A/P
優勝:マキシミリアン・シャフマン
10月10日:アムステルゴールドレース(オランダ)P/A
優勝:マチュー・ファン・デル・プール
10月11日:ヘント〜ウェヴェルヘム(ベルギー)C/P
優勝:グレッグ・ファンアーヴェルマート
10月14日:ドワーズ・ドール・フラーンデレン(ベルギー)C/P
優勝:マイク・テウニッセン
10月15〜20日:グリー・ツアー・オブ・グワンシー(中国)A/P/S
総合優勝:わかりません
10月18日:ロンド・ファン・フラーンデレン(ベルギー)C/P
優勝:グレッグ・ファンアーヴェルマート(デジタル版に続き完全制覇)
10月20日〜11月8日:ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)A/S/P
総合優勝:タデイ・ポガチャル
10月21日:ドリダーフス・ブルージュ〜デパンヌ(ベルギー)S/C
優勝:パスカル・アッカーマン
10月25日:パリ〜ルーベ(フランス)C
優勝:ワウト・ファンアールト
10月31日:イル・ロンバルディア(イタリア)P/A
優勝:ピエール・ラトゥール
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2025/26 第1戦 ターボル(チェコ)
11月23日 午後10:10〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2025/26 第2戦 フラマンヴィル(フランス)
11月30日 午後11:00〜
-
Cycle* J:COM presents 2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
11月9日 午後2:30〜
-
【2025シーズン一挙配信!】史上初のアフリカ開催!Cycle*2025 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
9月28日 午後4:40〜
-
10月11日 午後9:00〜
-
【2025シーズン一挙配信!】Cycle*2025 パリ~ルーベ
4月13日 午後6:05〜
-
【2025シーズン一挙配信!】Cycle*2025 ツアー・ダウンアンダー 第1ステージ
1月21日 午後12:30〜
-
Cycle*2025 宇都宮ジャパンカップ サイクルロードレース
10月19日 午前8:55〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!
