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世界の自転車ロードレース界にとって非常に重要となる「2020年ツール・ド・フランス」の開催について、その可否と、もし開催できることになった際のタイミングなどについて、ここ数日リーク記事が飛び交っております。
そんな中、フランスの「ドーフィネ・リベレ紙」が、火曜日に以下の様な内容を報じました。
「月曜日の夜にフランスのマクロン大統領は、国内での観客が多いイベントの開催を、少なくとも7月中旬まで禁止するという発表を行いました。
この発表を受けて、今年のツール・ド・フランスは、8月29日から9月20日まで期間で開催される可能性が浮上してきています。
8月29日にニースでのグランデパールということになれば、例えばその前に、クリテリウム・デュ・ドーフィネなどの1週間の前哨戦の開催も可能となり、選手たちはある程度の準備期間を確保できることになります。」
これまでの中でもっとも具体的なリーク記事な感じがいたしますが、一方で、トーマス・デヘント選手(ベルギー)などは、「正直、今年のツールが開催されるという確信は現時点では持てていない...」といったコメントも残しています。
そしてもし、8月29日から9月20日までの期間で「ツール・ド・フランス」が開催されることになった際に気になってくるのが、他のグランツールの開催タイミングです。
これまででてきている情報(ウワサ)では、「ブエルタ・ア・エスパーニャ」は当初の予定通りに8月14日から9月14日までの期間で開催。
一方、「ジロ・デ・イタリア」は、10月に開催するのではともいわれていました。
こうなってくると、それぞれのグランツールの開催時期が一部重なることにもなります。
まあ、今年に関しては、もはやそれでも仕方がない様な気もいたします。
正直、現時点では、今後どうなっていくのかはまったくわからない感じですが、一方で「ツール・ド・フランス」というイベントが、フランスという国にとって非常に大切な資産であるということがヒシヒシと伝わってきます...。
まずは安全第一。
その上で、開催が実現したら素晴らしいですね。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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